昼にはなかなか釣れてくれない魚の代表格のクロソイの話をします。
クロソイと言えば、ボトムから少し浮かせた状態でよく食う魚として認識があります。
生態的なことを簡単に説明すれば、夜行性で中層を泳いで餌を探し、集団で群れているロックフィッシュです。
今回は、クロソイの話を出したのは、ふとトップで出るクロソイの話を思い出したからになりません。
特に私自身、クロソイをトップで狙っているとか、釣りまくっているとかそんな話ではありません。笑
フナムシ、蛾、小さな虫を捕食しているクロソイ
これは人ずてに聞いた話ですが、クロソイをテトラでヒットさせた際にフナムシを大量に吐いた個体がいたそうです。
フナムシは陸上にいる甲殻類で、よく消波ブロックなどにいるゴ●ブリみたいなすばしっこい生物です。
よく消波ブロックで、足を登って来たり、踏み潰してしまったりなどで嫌な思いをした方も多いのでないでしょうか。
そんなフナムシですが、実は海の中を泳ぎ回ることができるのですが、それを捕食しているクロソイは間違いなく水面直下の生物を捕食していることになります。
また、北海道の灯付き堤防で飛んでいる蛾が落ちてそれを捕食している個体もいるとか・・・
食べれるものなら食べるのでしょうが、蛾を捕食しているということは堤防の際に着いている個体が捕食したか、水面直下にサスペンドしていた個体に違いありません。
海は潮の流れもありますから、蛾のような小さな波動では少し深いレンジだと気づきにくいのではないかと思うのです。
意外とセミプラグを投げてみるのもありだと僕は思います!笑
セミプラグが常に有効かと言えば、嘘ですが灯付きの堤防で大きな虫や蛾などが飛び回っている時は誤って水面に落ちてしまう個体はいます。
そのため、トッププラグに反応してくる個体はいてもおかしくないです。
可能性は低いですが、面白いと感じた人はぜひ試してみてください。
バズベイトでクロソイ
僕が宮城県にいた時(当時大学生)に、仲良くさせてもらっていた社会人の方がいました。
その方曰く、バズベイトでクロソイが釣れたことがあるとの話を聞いたことがあるそうです。
実際に、その方以外にもバズベイト釣れる説を唱えている人がいて、信憑性はあります。
バスの世界でバスベイトは、基本的に激しい音を出して、怒りなどを利用して釣る釣り方ですから、海でそれが通用するとはすごいです。
実際僕もバズベイトを海で投げたことがありますもん!笑
でも、釣れないですし、一日で錆びたので止めました。笑
アミパターンでクロソイ
クロソイはバイブレーションやミノーなどのプラグをはじめ、ジグヘッドやライトテキサスで釣れることは広く知られています。
岩手県宮古にいる友人曰く、テトラでネコリグでしか釣れないことがあると言っていました。
まさに海のバスだなぁと印象を受けました。
ルアーへの反応と、ゲーム性は夜のハードロックフィッシュ部門では一番多様性があるかもしれません。
僕が経験した中では、メバルが常夜灯の周りにいて水面のアミを食べているときにクロソイも近くでサスペンドしてらしく、着水と同時に食って来たという経験をしました。
ほぼトップです。
現場をみていないかもしれませんが、先ほどの宮古の友人も一緒の釣行でした。
つまり、餌の種類に応じて、ボトムメインの釣りではない魚だということです。
下の写真は雪国でのクロソイ、アミパターンの写真です。

メバルを狙ってアミパターンの最中のヒットでした。
常夜灯周りでの上記のような水面直下もしくは完全水面下の釣りが成立する魚であるとは認識しているため、最近はどちらかというと、夜のブラックバスのようなイメージを持っています。
ただ、ブラックバスと違う点は、ボトムで食わせる技術があまり通用しない点です。
やっぱり、クロソイはフォールとスイミングのパターンが圧倒的に多い印象です。
レンジが上がるのはクロソイだけではないはず!
今回はクロソイがトップで釣れるという話をしました。
おそらく、ビッグベイトからトップまでブラックバスで釣れるプラグは全て釣れる可能性があります。
こないだジョインテッドクロー(ビッグベイトプラグ)でクロソイを釣っていた方が釣具屋のHPに画像をのせていました。
つまり、ロックフィッシュというボトムに固執した考えではなくもっとレンジ刻みができるプラグや誰もが考えもしないプラグを使ってみるのもルアーの面白さです。
フィールドの答えは全て釣具屋のロックフィッシュコーナーに眠っているとは限りません。
シーバスコーナー、バスコーナー、色々探してみるのも面白いですよね。
さて、本題ですがロックフィッシュはボトムにいる印象をお持ちの方が多いと思いますが、インターネットであらゆるロックフィッシュの情報を見ていると、ボトムに固執するのは視野を狭めているなぁと感じる次第です。
なぜなら、ボトム以外にも浮いた状態で食ってくるロックフィッシュが圧倒的に多いからです。
ハタはもちろんですが、カサゴなんかもわずかに浮きます。
アイナメも下から突き上げてきます。
つまり、餌を食べたくて活性の高いタイミングでは、魚は浮くという何よりの証拠ではないでしょうか。
ちなみに浮くと表現を使っていますが、アイナメに関しては浮袋の構造上、浮くのではなく下から泳いでくるという表現が正しいです。
これまでボトムから探るというのが定石(もちろん、アイナメなどボトムの餌を食べている個体が多いのは周知の事実)でしたが、カサゴを除いて巻く釣りからスタートしています。
活性の高い魚はどこまでもレンジをあげるという仮説を探るためです。
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