昨今の海中の状態は大きく変化しており、ハタ類が異常に増えています。
関東ではこれまで釣れなかったマハタが現れ、アカハタやオオモンハタが増え、釣り対象魚となるまでに至っています。
ハタはその生存戦略上、数が増えやすい魚ではありますが、変温動物である魚にとって水温は重要な生存ファクター。
海の水温が上昇し、黒潮などの動きもこれまで数十年繰り返されてきた動きとは別のものになっているのかもしれません。
地球が変化していると言っては大雑把かもしれませんが、そういう傾向がこうした魚の増加から見えてきます。
そんな中、ブームとなっているオオモンハタという魚を狙うアングラーが増えていますが、と同時に釣れないという声もちらほら聞こえてきます・・・
今回はオオモンハタが釣れないシンプルな理由について語ってみます。
オオモンハタが釣れない理由
オオモンハタのボートゲームやオカッパリの釣りを開拓していて気がついたことは、ブームと言えどオオモンハタ自体の数が少ないということ。
静岡、神奈川周辺の話しかできませんが、明らかに個体数が少ないのです。
(少ないと言っても年々個体数は増えていますが・・・)
だからこそ、出会いの数を増やすためにはバスフィッシング的にアングラー側が移動して魚との出会いの数を増やすか、またはオオモンハタが回遊してきたりするタイミングを狙う戦略が考えられます。
ある意味青物に近いかもしれませんね!
他のロックフィッシュの場合だと、いるんだけど釣れるタイミングではない、ということが往々にしてありますが、オオモンハタの場合は釣れるタイミングという要素に加え、出会う確率の問題ではないか?という結論を出しています。
だからこそ、オオモンハタゲームで大事なことは船長の腕であったり、アングラー側の魚を探す能力が問われる釣りでもあると思っています。
そう考えると、これまでのロックフィッシュであるアイナメやキジハタ、アカハタとは少し違う戦略のたて方が必要で、大きな湖で探すバス釣りに近い感覚が求められます。
オオモンハタが釣れなくなるメカニズム
オオモンハタはロックフィッシュという分野での釣りとされていますが、まだ根魚的な感覚で釣りを展開することも多い。
ここに1つの落とし穴があります。
ロックフィッシュゲームをやりこんだ人ほど、魚のコンディションに合わせてレンジを下げたりする傾向が強いため注意が必要です。
先ほども伝えましたが、オオモンハタは個体数が少なく出会う確率の問題で釣れる釣れないが決まりやすい印象です。
つまり、巻物が不正解だと思いレンジをボトム付近に下げてしまい、いざ時合いがきた時にオオモンハタのストライクゾーンにアジャスト出来ずに釣りが終了してしまうという悲劇も起きてしまいがちなのです。
レンジが本当に下がっている場合もあり、その見極めが意外と難しいですが安易にレンジをボトムに下げないことがオオモンハタゲームにおいて大事なことです。
つまり・・・・
ひたすら巻き続けてください・・・・
以上です。
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