皆様のおかげで、このサイトも移転前のサイトも含め5年ほど運営することができました。
Amazonのリンクを貼らせて頂いていて、ありがたいことに少々の収入も入っており、それは全て釣りの資金に投入させて頂いております。
釣りのサイトで稼いだお金を釣りに投資して、サイトに換言するようなイメージです。
と言ってもジャンル的に生活できるレベルではないので、お小遣い程度のものですが、僕にとっては非常にありがたい話です。
自分の好きなことを好き放題書いているだけでお金が発生するのは素直に喜ばしいです。
この記事ではサイト運営の歩みとこれから大事にしていくべく視点など紹介しています。
これまでのサイト運営の歩み
実はこれまで自分のサイトをいくつか持たせて頂いてました。
睡眠であったり、転職であったり、中高年向けであったり、色々なジャンルのサイトを運営しました。
諸事情により、他のサイト運営をしなくなったのですが、3年間もサイト作成やメディア運営など、副業的ではありますが、ネットでの仕事をすることができました。
小さな小さな仕事で、非常に根気が入り、ほとんどの人が続けられないほど地味な仕事でしたが、何とか続けてこれたのも、僕の資質の1つだと思っています。
特に月に何千万も稼ぐネット起業家のメディアを実際に管理・運営を期間限定的に行ったことがあり、ネット集客のためのサイト作成を一から経験できたことは非常に大きい体験でした。
そうした仕事をしていく上で、これからも伸びるであろうネットの表の部分も裏の部分も知ることができ、本当に貴重な学びの期間だったと思います。
しかし、裏事情を知っているがために、商売とは言え、人を騙し、倫理観に欠けるような行動をする人がネット上にたくさんいることに気がつき、悲しい思いをしたことも一度や二度ではありません。
例えば、使えもしないツールを高額で販売したり、マルチ商法的に情報商材を売り込んでいたり・・・
実際のネット起業家に、直接お話を聞いて今のネットビジネスについて聴かせて頂いたことがありましたが、「全てお金のため」と割り切っていた感じが非常に強かったです。
(当然全ての人がそうではなく、僕が会った人物の話です。)
最近では、ネットの世界でも資本があるところに、よりお金が流れる仕組みがあると知った時は衝撃を受けました。
その時、ネットで倫理観に欠ける人が荒稼ぎして、マトモな人が食い物にされるという現実をみて、あらためて自分が進むべき道を考えました。
ネット上で同じ土俵に立っていては、「彼らの食い物にされかねない」そう恐怖したのです。
世間の冷たくて恐ろしい面を知ったのもこれが初めてでした。
今の自分にできることは何か?
そう自問自答して数ヶ月が経ち、地元の釣具屋のお婆さんの一言がきっかけでサイト運営の次のステップを考えました。
地元の釣具屋のお婆さんの商売感
ある時、実家に帰り地元で50年以上続く釣具屋の社長さん(80才以上だと伺っています)と長話する機会がありました。
昔から他の釣具屋ではありえないほどのイキの良い餌を売る店で有名でしたが、あらためてその秘密について聞いてみました。
そしたら、その社長さんは笑顔でこう答えました。
「昔、中国の海岸線を自分の足で回って新鮮な状態で配送してくれる業者を独自のルートを作ったんです。」
「夕方に注文すれば、その日の夜には餌が届くようなルートができています。」
とハッキリした口調でおっしゃっていたことが印象に残っています。
僕はさらに聞きました。
「なぜ、シーズンになると朝2時から営業しているんですか?」
社長さんはこう笑顔で答えました。
「お客さんが喜んでくれるから、その日は寝ないでお店を開けますよ」
商売人として、50年以上続けてこれたマインドがその一言に集約されていると感じました。
おそらく、何十年も苦労されて色々な工夫をしてきたそのお店が未だに人気店として続いているのかを一瞬にして理解した言葉でした。
その日、商売についてあらためて考えさせられました。
「ネットでも現実でも人が喜んでくれることをしよう!」と思ったきっかけとなる会話でした。
ネットは大きなショッピングモール化している
今現在、検索して上位に表示されるネット記事というのは、広告のための集客目的か商品を販売する目的のページがほとんどです。
個人が書いた深い体験やインプレ、良い情報というのはそうした商用目的のサイトより検索順位が下になってしまい、人々に読まれなくなっています。
10年くらい前はもっと濃い情報がネットにあったのに、今のネットは情報量自体は多くわかりやすくなっているけど内容が希薄だ、と感じる人が少なくありません。
僕もその1人です。
昔バスフィッシングの記事を細かく書き続けていた人物はどこに行ってしまったのかというくらい検索に引っかからず、うる覚えであの時の記事が読みたいと思って検索をかけてもヒットしません。
本当どこ行ったのか謎ですね。
あるいはすでに閉鎖してしまっているかもしれませんしね。
少し残念ではあります。
現在はネットは文字通り、巨大なショッピングモールと化しています。
それは現実にあるショッピングモール以上の特異な形で、一見関係なように思えるコンテンツ、SNSでさえも全ては広告に繋がっていて、広告の先には商品やサービスの販売といったショッピングに繋がっているのです。
大手サイトの記事内容は「人々の悩みを解決する内容を記載」→「そこに広告をのせ、悩みの解決方法はこの商品を買うこと」という感じで誘導するのが王道の方法です。
しかし、「人々の悩みを解決する記事」の引用元が問題なのです。
大手サイトの運営元から雇われたライターが記事を作成するわけですが、ネット上にある希薄な情報を元に記事を書いてしまうのです。
そのため、記事の内容は下調べもない誰かの記事のモノマネや記事の書き直しで作ったようなもので、どれも同じような構成になってしまうのです。
雑誌の編集しているライターより、ネットライターの方が明らかにレベルの低い記事をどんどん量産しているのです。
ネットの時代になって、「希薄な情報が飛び交うのは長い目で見ると釣り人のレベルを下げることになる・・・」そう危機感を感じています。
釣り業界もネットに徐々に移行しているとはいえ、信用ができない記事や動画が増えているのが実態なのです。
エンタメはどんな動画でも良いですが。
また、僕自身も色々な書籍を参考にしていますし、プロが書いた記事を参照して書いた記事もありますが、このサイトの記事を大手サイトのライターが真似をして記載している部分もいくつか見受けられます。
無料で公開すればするほど、「真似されて同じ記事が作られる」という現実を考えれば、自分で実際に釣りをして得た知見や取材によって得た情報を無料で公開せずに一部を有料化することも検討しています。
信用できる情報を公開するためには、時間がかかります。
例えば、僕の釣り仲間にはロックフィッシュマニアがいて、毎週・毎月ボートでオオモンハタを狙っています。
流行りにのり、スイミングの釣りを5年以上やり込んでいる人がいるのです。
しかも、1月など釣れない時期と言われる時期にも船長に無理やり頼んで行ったりするほとクレイジーな釣り人達です。(僕も一緒に行きましたが・・・笑)
それに誰も釣りジャンルとして確立すらされていないホウキハタをルアーで釣るためのノウハウを模索したり、また、カサゴを30年以上釣り込んでいる人のコアすぎる話も持っています。
多分、公開したらある釣りが爆発的に流行ってしまうので、今のところ伏せてはいますが。
他にも魚の目を再現したゼラチンフィルターというのがあり、魚から見える海の世界を紹介したり、無料で公開できないような釣りの深い話や生き物に関する情報の質を求めた記事を作成していきたいと思っています。
僕はこう考えます。
雑誌や記事などに載らない情報や知識、知恵こそ価値があると。
現在は情報社会とも呼ばれていますが、ビジネスの最先端で活躍している人は「情報」という武器を確実に持っています。
一般の人まで浸透しない情報を活用して自らのビジネスに活かしているのは揺るぎのない事実です。
過去の成功体験やノウハウが通じない、何をするにも保証されない不透明で不確実な世の中だからこそ、そうした情報こそが大事になるのだと断言出来ます。
ローカルアングラーが地元の釣り場で強いのはローカルな情報を持ち合わせているからですよね。
地元で釣り込んでいれば、タイミングや釣り方、釣りの考え方でさえもローカル的なチューニングを施された状態で釣りをすることが出来ます。
それも一種の情報であり、遠征アングラーがせっかく遠征したのに結果が出せない原因の1つでもあります。
これも1つの情報。
と言っても釣りの場合、その人にしか感じられない情報があるので、それもそれで面白いですよね。
感性や才能の領域とでもいうか・・・
取材と実釣「フィッシングジャーナリスト」
ジャーナリストは、本来は「権力に対しての監視役のような役割を果たす人たち」のことを言いますが、カッコ良いのでそう呼ばせてください。笑
長い目でみて、フィッシングジャーナリスト的な活動もしていきたいと思っています。
独自に取材を繰り返して、得た情報を読者の方々にシェアしていけたらと考えています。
記事にできていない下書きの記事がすごいありますが、これらの裏をとり、資料を揃えて、正確な情報をお届けできるように考えています。
信用できるサイトを目指していきたいと考えています。
もし、「自分もサイト運営してみたい!」とか質問があれば喜んでお答えしますので、お手数ですがご質問ください。
最後までありがとうございました。
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