ブラックバスは本当に害魚か?「秘密の罪を着せられた魚を再考する」



この記事の所要時間: 276

ブラックバス害魚問題をネットの掲示板で見かけてから数十年の時がたちました。

今はその主戦場がツイッターやYouTubeであったりしますが、基本構造は変わりません。

 

未だにバス釣り賛成派とバス駆除派がお互いに殴り合いのように言い合っているだけで、何も解決まで進んでいません。

いつまでたっても賛否両論、罵詈雑言が飛び交い、結論が出ないまま終わります。

ツイッターも一方的に言いたいことを言い、バス釣り賛成派やバスを擁護する互いの意見を徹底的に叩き潰そうとしています。

この話には、いくつもの問題テーマが絡み、「社会問題」「環境問題」「外来生物問題」「自然保護」「漁業問題」など一筋縄ではいきません。

また、議論となる数値や統計もそれぞれが選り好みで都合の良いものを提示したり、引用したりしているため結論もなく、前提も考え方も感じ方も違いすぎて、不毛な書き込みの殴り合いが続いているのです。

袋小路に迷い込んでしまったのがブラックバス問題なのです。

 

そんなブラックバス問題ですが、ある根本的な問いが賛成派、反対派、両者をわける決定的な違いになると気がつきました。

その根本的な問いとは「人間は自然の一部なのか?」というテーマです。

 

人間は生態系の一部か?

 

大学生の頃、海洋学の研究室で同じ研究をしているチームの先輩(博士課程終了)に質問したことがありました。

「ブラックバスは害魚で、生態系を変えると言われていますけど、実際はどうなんでしょう」

そう言うと、研究者からは意外な返事がきました・・・・

「それは実は研究者の間でも難しい議論なんだよ。人間を生態系の一部として捉えるか捉えないかで議論が変わってくるだろ?」

「それに、人間が生きている時点で本当の意味での自然ってあると思う?」

 

結構極論ですが、確かに的を射ている発言・・・

ブラックバス駆除するべきという人は人間を自然の一部としない前提で話をしますが、原生林があるアマゾンなどのごく一部を除けば、人間が地球上全ての自然に影響していることは間違いなく「自分が好きな動植物や自然を保護したい」と言っている時点で、すでにそれも人間のエゴなのかもしれないと感じました。

「本来の姿に」と言って自然保護の発言をしているのも、地球の生物が生まれて多様性が出来て絶滅と繁栄の歴史を考えれば、生き物が増えたり減ったり絶滅したりするのは至って自然であるのです。

恐竜の時代が終わり、哺乳類の時代がはじまったように地球の歴史は変化の連続なのです。

それを「人間が好きな懐かしい環境だから」「現代人が生きていた時代の自然だから」「外来魚が生態系を変えるから」という理由で現状環境を保護しようとする考えもわかりますが、一歩間違えば自分勝手な行動になりかねません。

例えば、トキは絶滅危惧種で保護されていますが、DNAが極めて似ていて、交配しても脆弱な子孫しか生まれないのです。

絶滅に向かっている生き物を保護すること自体が人間のエゴであるとも言えるのです。

 

人間を仮に生態系の一部として捉えたとすれば、ブラックバスや害魚が世界中どこに移動したところで、それは自然発生であり、地球の歴史の中で繰り返されてきた誕生と絶滅の歴史の一部でしかないという考え方です。

また、人間を生態系の一部として捉えないとするならば、人間が自然に影響していないことについて証明できなくては矛盾が生じてしまいます。

地球上の自然は人間の影響があるのに、人間がその影響された自然と別に捉えるという前提はあまりに矛盾した話ですね。

 

極端な考えをしているな、と思いましたが、冷静に考えてみると環境を保護しなくてはいけないと言っている人たちの根本的な意見は「自分が好きな環境を保護したい」もしくは「生物多様性が大事」と意見に集約されます。

もし、人間を自然の一部として捉えずにこの問題を語ろうとして時に、根本となる人間以外の生物多様性について説明が必要不可欠になります。

でも、駆除派の人の意見は不思議です。

「生物多様性はなぜ大事なのか?」誰も言っていないのが現状なのです。

外来種の中で、地域の自然環境に大きな影響を与え、生物多様性を脅かすおそれのあるものを、特に侵略的外来種といいます。

「日本の外来種対策」環境省HP

環境省が発信しているから正しいとは思わない、疑うということが大事です。

 

生物多様性とは、科学的に論じることは難しいとされている概念なんです。

自然の包括的な範囲が広すぎるからです。

また、別の記事でも紹介していますが生物多様性とは本質的にロマンチックな、宗教的な概念が作り出した自然保護という概念から生まれたものなのです。

 

追伸:この記事を書き終えてからあらためてわかったことをはっきりと書きました。

「ブラックバス害魚論は差別的イジメ」世間風潮への気分の悪さと違和感の正体

 

ブラックバス害魚論

 

この記事を書くためにバス移植の張本人である赤星鉄馬氏の本を読み漁り、ブラックバス賛成派、駆除派、反対派の意見どの意見も記載されたほぼ全ての書籍を読みました。

 

僕の意見としては、外来種を無作為に離し、日本の生態系を変えることには反対です。

ゲリラ放流をして、本来のいなかった水域に外来種がいるのは何だか日本人として寂しい気持ちになります。

特にスモールマウスバスを渓流に離したり、ワニガメなどが沼に大量生息していたりする光景はあまり見たいものではありません。

日本人の心には昔から流れる里山主義的な血が流れているのは間違いないと思いますので、バスに対する毛嫌い感もわからない訳ではないです。

 

害魚問題や外来種の駆除などは各地で盛んに行われており、それ自体の活動を否定するつもりはありません。

駆除したい地域はどんどんやれば良いと思います。

琵琶湖や宮城県の伊豆沼などを代表として駆除したい人が積極的に活動しており、釣り場と言う認識は持たない方が良いと感じています。

 

先ほども言った通り、生物多様性を守るとは科学的な話ではなく、感情的な側面が大きいからです。

 

今回の記事で伝えたいことは、ブラックバスだけが極めて悪者のように扱われている事実に対して、異論を唱えたい!という点につきます。

放流直後は、繁殖力のある魚でもあるため、生態系に影響を与えるのは間違いないことですが、明らかに必要以上に悪玉にされすぎているのが、本当に残念でなりません。

 

ラージマウスバス(以後ブラックバスと表記)については必要以上に濡れ衣を着せられていると感じる記事や動画も多く、幼い子供達が身近にバスが生息しているのに「悪い魚」だと認識してしまうと魚釣りの未来はどうなるかを考えた時に、しっかり釣り人側が主張していかなくてはいけないと感じました。

 

現在もブラックバス害魚と言う意見が多く、バサーは立場が弱い状態で釣りをしていることが多いです。

特に高齢者のブラックバスに対する風当たりは極めて強い印象を受けています。

東北の野池では、ブラックバスを釣っていると言うだけで罵声が浴びせられたり、場合によっては箒のような物を振り回されて追い返されたと言う人も身内にいました。

もちろん、釣り人の行いが悪く地元の人にご迷惑をかけ続けている可能性も否定できませんので、そういう高齢者を悪いという訳ではありません。

 

これはテレビの影響が大きいと考えています。

当時テレビから流れていた情報と言うのは強烈に人々の中にあるのです。

「政治家はマスコミが決める」という言葉もあるように、世論を動かすテレビなどのメディアの力は巨大です。

ブラックバスが一度外来魚で悪い奴と放送されてしまった以上、そうした世間的な土壌が出来上がってしまったのもまた事実です。

 

政治家の話はこちらの記事から「フライの雑誌社」

また、世間的なブラックバス=悪という土壌を作った外来種法は、小池百合子氏が環境大臣だった頃に「グレーは黒」という発言で強引に決定したのが、外来種新法であったと言うことでした。

未だに続く小池劇場と揶揄される状態がこの頃から続いていたのです。

就任早々の平成28年8月末、2ヶ月先に迫っていた築地から豊洲への市場の移転という大事業をまさに「鶴の一声」で、議会に諮ることなく延期すると独断したのである。〜中略〜

もう一つ、小池劇場の「ない」は、ファクト(事実)に基づくロジック(論理)がないことだ。最近の小池の記者会見では、まさに「言語明瞭、意味不明(流暢に喋るが、論理はめちゃくちゃ)」な場面がたびたび見られる。

引用:「小池劇場」が日本を滅ぼす 著 有本香

 

最近だと、小池百合子氏はマスコミの力で東京都都知事になり、マスコミのバッシングで降ろされることになりました。

こうしたマスコミの力は世論を動かすのに強大なのです。

マスコミと政治が繋がっていることは言うまでもありません。

【イマカツ】2018年 バス釣りの未来は?特定外来生物法と政治について!

 

また、当時の政治家が発言していた内容はとにかく世間受けが良いものを選んでいました。

世間に受けが良い「外来魚は悪い」という発言をすれば、再び政治家になりやすいですしね。

 

ブラックバスを密放流した犯人「歴史から読み解く日本のアメリカ化」

 

ブラックバスは環境問題?

 

ニジマスにも種類がたくさんありますが、日本では一種類しかきていないと言うことになっています。

ヘラブナだって、ゲンゴロウブナから作られた生物。

ワカサギは外来魚。

鮎は琵琶湖の固有種。

世田谷の多摩川に流れる野川にいるメダカは、西日本産であるとDNA的に解明されてしまった時代です。

 

現在、未だにブラックバスが在来種を減らし環境問題として扱われている文面も多数存在します。

しかし、ブラックバスが原因とした環境問題というのも非常に可笑しな話で、釣りの問題・食料の問題・環境問題が原因でブラックバスが日本に連れて来られたのを多くの日本人は知りません。

 

その答えは今では大変貴重な資料となっている「赤星遺稿」の中に記載されていることを読み解くことでみえてきます。

 

「私はこのブラックバスこそ自分の要求する諸条件に当てはまった、一番理想に近い魚だという結論に到達した。言いかえるとブラックバスこそ次の時代の魚である。われわれが「釣りどく」として散々釣り荒らした、または他の理由によって魚族の激減した日本の河川湖沼に、その代償としておくべき、まことに価値あるという確信を得たのである。〜略〜」

引用元:赤星遺稿

 

詳しい内容はこちらの記事で紹介しています。

ブラックバス移植のルーツ「赤星遺稿」から読み解く歴史

ここで強調したいのは、戦前の日本でさえ、様々な理由で日本の在来種が減りつつあることが研究結果として読み取れることです。

 

そして、各メディア、記事などでは、各都道府県でブラックバスにより、生態系が変わっていて、「在来種が数を減らし大打撃を受けているのは事実」との記載が目立ちますが、それを証明する具体的データが世の中に出ていないのもまた不思議なことではないでしょうか。

在来種を食い尽くし、生態系を変えるのが事実である」と言う前提で全ての害魚論がスタートしていますが、実は食害による在来種が激減していると証明する有効なデータがないと言うのが現実なのです。

つまり、環境省が言っている「侵略的」という言葉を裏付けるデータがないのです。

 

害魚問題が出てからすでにかなりの時間がたっています。

魔魚狩りの著者である水口氏によればお粗末なデータが世に出回っているとのことです。

「魔魚狩り ブラックバスはなぜ殺されるか?(著者 東京海洋大学教授 水口氏)」 参照

 

例えば、こんな論文がありますが、これなら僕でもうまい具合に作れます。

ため池における外来魚・オオクチバスの影響と駆除(杉山 秀樹, 神宮字 寛)

詳細は論文を読んで欲しいのですが、秋田県のため池でブラックバスが生息してから在来種がドジョウしかいなくなったというデータがあります。

しかし、普通に考えれば肉食魚が入ればどんな生き物だって一度減りますよね。

ナマズにしても、雑食性の鯉にしても同じ結果が出ると思われます。

それをブラックバスが悪いかのように最初から説明しているのは論文の書き方としてどうなのか?と思います。

 

それにため池の詳細な場所は公開されず、具体的などのような管理されていたのかも明記されていません。

ため池にはその土地の農業などに対する役割が有り、どのように管理されていたかは極めて重要です。

(人権や差別問題が絡む論文については非公開も止むを得ませんが、この場合公開しても良いはずですよね?)

20年で大きく在来種が減ったというデータが紹介されています。

しかし、20年ほども止水域の中で生態系が一緒の状態というのは有りえないことですし、閉鎖空間であるため池は外的な環境の影響(農薬散布、農薬流入、雨、酸素量、寒波、干上がりなど)も大きく、それらが一切考慮されずに一方的にブラックバスのせいにされているのです。

しかもそのため池の大きさは1ヘクタール(100メートル×100メートル)以下のミニマムな池。

生態学の理想はまるで現実に合わないことも多く、有名な方程式に「ロトカ=ヴォルテラ方程式」があります。

捕食者と被捕食者の個体数の変動を相称的に示すことを予測したものですが、現実の生態系はこの方程式のように単純ではなく、沢山の外的、偶発的なことが起きて混沌とするのが普通なのです。

論文内の断言している文言から感じることは「ブラックバスが悪い」と最初から決めつけるための論文であり、あまりにお粗末なデータ紹介と言わざるを得ません。

ブラックバスの食害で在来種が絶滅するという根拠はいくらでも捏造可能ではないかと思ってしまいます。

 

後ほど、宮城県の伊豆沼を例にした具体的な反論内容を記載します。

 

最近では、琵琶湖の漁獲量が外来種も含め大きく減少しており、ブラックバスの食害論に大きく疑問が浮かぶこともしばしば・・・

 

琵琶湖に異変? 姿消す外来魚、駆除量は去年の4割

駆除した結果、在来種も外来種も減ったという結果が明確になれば、生き物の力以外の効力で生態系に何らかの変化を加えることは非常に愚かなことである可能性を示唆しています。

生き物を間引きすることは生態系を変化させることにも繋がりかねません。

 

本研究では琵琶湖の水質データ,ブラックバスの漁獲高を用いて,琵琶湖の固有種であ るニゴロブナの漁獲高減少に対する考察を行った.「特定外来生物による生態系等に係る被 害の防止に関する法律」の施行により,ブラックバスの影響のみが注目されがちであった が,今回の結果からはブラックバスの影響よりもむしろ水質汚染のほうが重大な問題なの ではないかという結果が出た

引用:東京理科大学の研究では水質汚染が在来種減に影響していると研究

 

琵琶湖野郎で有名なバス釣りのプロの木村健太さんはある動画でこのように述べています。

「水を見る目を養えば魚は釣れる」

釣り人の知恵は研究結果を越えると思っています。

 

また、長野県松本市の美鈴湖では、もともとヘラブナ釣り、ワカサギ釣りで有名な湖でしたが、スケーターが穴釣りの穴に落ちて事故が発生して以来、元々あったスケートリンクも閉鎖、そして、ワカサギの放流もなくなりました。

その後、当然ワカサギの数が減っていく訳ですが、長野県はブラックバスのせいにしたそうです。

「バサー(釣り人社) 2019年6月号 P167参照」

 

ブラックバスとワカサギが共存している湖はいくらでもあります。

水産関係者や行政はブラックバスのせいにしておけば、保身に繋がりますからね。

バス問題は環境問題として扱われていますが、環境問題ではなく水産関係や釣りの問題ではないでしょうか?

もっと言えば、法律が決まった時点での政治の問題ともいえるでしょう。

 

バスは獰猛な魚か?

 

ブラックバスは生態系を壊し、非常に獰猛な魚であると記載されている文献は多いです。

 

まず、「生態系を壊す」というのはあまりに悪意のある表現です。

ブラックバスが原因で、生態系とは壊れるものなのか?生態系不全を起こすものなのか?

まるで世間の人が盲信している「在来種・絶滅危惧種の危機対ブラックバス」という構図をより助長するような表現でしかありません。

 

そして、バス釣りをしている中級者以上の方ならすでにご存知の通り、バスは非常に臆病な魚であり、在来種が目の前にいたら飛びついてくるような獰猛な魚ではないのです。

好奇心の強い魚ですので、知らないものでも噛み付いたりしますが、基本は臆病な性質なのです。

 

まるで猫のように、物陰に隠れ、通りかかる獲物を捕らえると言う捕食スタイルで生活しています。

そうでなくては、「ストラクチャーフィッシュ」なんて名前はつきませんよ。

 

夏なんて、藻の中に入り込んでいたり、物の影が大好きな生き物です。

特に大型のバスほど、物陰の奥に隠れている時間が長いような気がします。

 

水面をウロウロしていることもありますが、時期は限られます。

子バスか春の産卵時期くらいではないでしょうか。

 

また、「在来種を駆逐するブラックバスという意見」

日本の野池を観察していれば、わかりますがバスが在来種を食い尽くして、自らが生きていけなくなる環境にするということは考えにくいです。

もし、生態系のトップにいるバスが日本の在来種を小さな閉鎖水域で食い尽くすことがあれば、日本各地の野池のバスは自然消滅していくはずです。

 

しかし、実際は自然消滅せず、個体数が少なくなり大型化しているのが実態ではないでしょうか。

在来種を食い尽くして、生態系を変える生き物が餌無くして生き残っているのも変な話ではないですか?

 

生態系のピラミッドは一番上から減っていくことがほとんどです。

例えば、絶滅した日本オオカミはその代表例です。

 

つまり、淡水域でも一緒で、ブラックバスが生態系を変えてしまった場合、自らが苦しみ絶滅の方向に進むのが自然の摂理なのです。

しかし、何十年たってもバスは生きている・・・

これは何を意味しているかと言うと、在来種や餌となる生き物を食い尽くしていない何よりの証拠ではないでしょうか。

全国のバサーが各地域で釣りができるのも、そう言うことですよ。

(バス釣り愛好家たちの意見を参考にすれば、バス釣りができなくなったフィールドは水が抜かれるか立ち入り禁止になった場所だけと聞いています)

 

そして、よく言われるバスの親が子供を食うと言う話ですが、日本の在来種であるウグイも親が子供を食いますし、ニジマスも子供を食います。

ブラックバスだけが特別なことではないのです。

 

イワナやヤマメとバスの食性は一緒

 

日本にもブラックバスと同じ食性を持つ魚がいます。

それはイワナやヤマメです。

 

バスの方が獰猛で、あらゆる生物を食い尽くす的な話が出回っているため、こうした話が広まらないのですが、イワナやヤマメもネズミや鳥などを捕食する例があるなど、獰猛な一面を持ち合わせているのです。

ただ、環境的にはバスのように止水域で生きていくことが出来ないので、バスのように外から入り生態系に影響を与える存在ではないかもしれませんね。

 

これまで数々の害魚論が展開されてきましたが、今思うことは1つです。

「イワナが好きな人はイワナがいる自然を擁護し、バスが好きな人はバスがいる自然を擁護する」

つまり、「それぞれが求める自然と魚に応じて意見が別れると言う単純なもの」

結局感情論で殴り合いになるようになっているんですね。

 

宮城県伊豆沼の話

 

はっきり言って調べれば調べるほど、この問題は闇が深すぎる・・・

有名プロがバス害魚論について、声をあげないのも納得できます。

なぜなら、環境大臣のメンツの問題や政治利用に使われたのがブラックバスだから。

 

話は変わりますが、研究と駆除を熱心にしている宮城県伊豆沼内沼の話をします。

下の動画では、伊豆沼での研究成果について、発表されたものです。

「駆除しなくてはいけない」という意見ですが、参考にみてみてください。

 

こうした内容を記載している関係上「法令に反する内容」などという訳のわからない理由で記事削除依頼がくる可能性があります。その時は記事ごとなくなるかもしれませんが、ご了承ください。

 

一度目を通してもらった方が話がわかりやすいです。↓

引用元:伊豆沼・内沼におけるオオクチバスの出現と定置網魚種組成の変化

 

宮城県にある伊豆沼の漁獲量を調べたデータですが、どうも不思議な点がいくつかあります。

まず、各年ごとの全体の漁獲量があるのですが、1993年から1995年のタモロコやひがい類、モツゴなどの小魚類の漁獲量データがないということ。

そして、ブラックバスが初めて漁獲されたのは1992年に220キロ、1993年から1995年まで漁獲されずに1996年の700キロが確認されています。

 

動画では、明らかに1992年のバスが確認された時期は無視され、まるでバス出現と同時に在来種が減っているかのように紹介しているんです。

在来種の代表格であるモロコやモツゴなどのデータがないため、本当にバスの出現と共に食害が原因でモロコやモツゴと言った在来種が大きく減少しているのか疑問が残るということ。

 

さらに、1995年の漁獲量が全体で35トン、ブラックバスが漁獲され始めた最初の年である1996年の漁獲量が20トンでその内ブラックバスの漁獲量が700キログラムであるというデータについて。

1年で15トンもの漁獲量が減っているのですが、その減った15トンはどうして減ったのか明確な理由がないということ。

すでに数年前からバスは生息していたのに関わらず、その1年の間にバスが15トンもの魚を捕食したというのでしょうか?

もし、1992年に確認されたバスが時を超えて1995年と1996年の間にだけ、バスの食害で15トンも減ったというのはあまりに不自然なことではないでしょうか。

 

1997年にはバスの漁獲量が700キロから2トン、3トンに増え、生態的にも増えるステージにいるものと思われますが、明らかにバスの摂餌量を大きく上回る漁獲量の減り方。

バスは魚食性の魚であるため、1年のうちに沼にいる魚を捕食していたということは間違いないようですが、全体的な漁獲量が減っているのは別の理由がある気がしてなりません。

 

さらに、よく引き合いに出される絶滅危惧種(タイリクバラタナゴ、タナゴ、メダカ)が食害で大幅に少なくなっているというデータについては、伊豆沼に関しては魚の生存に必要なハス(スイレン科)が大幅に減少した年と絶滅危惧種が減った時期と重なっており、この件についてはブラックバスの食害だけに責任を擦りつけるのは無理があります。(もちろん、在来種はブラックバスの捕食されてはいると思いますが)

 

引用元:伊豆沼・内沼におけるオオクチバスの出現と定置網魚種組成の変化

※この記事の記載に誤りがあれば修正はしますので、伊豆沼関係の方で異論があればコメントください。

 

僕は大学生の頃、一度伊豆沼に行っています。

その時の印象は雨の日だったというのもあり、どんよりしたイメージでした。

 

ウィードが極端に少ないのも、小魚が減少した原因の1つではないか?と当時から疑問に思っていましたが、改めてデータをみると、絶滅危惧種など、在来種の減少には環境変化も大きく関係していると感じています。

 

伊豆沼、内沼ではボランティアでバスバスターズと言う団体がブラックバス駆除をしています。

http://izunuma.org/2_3.html

 

琵琶湖と一緒で活動自体否定するものでもありませんし、地域的な活動ですのでどんどんやったら良いと思います。

ただ、下記のブログでは「生態系を変えれば、魚は増える」との記載があり、僕もこの意見に同意です。

魚を駆除すれば、増えようとします。

生態系に手を出すのはアホのすることです。「inkブログ」

 

最近では「池の水全部抜いてみた」という番組がありますが、そうした取り組みを全国のどこかですると良いと思いますよ。

在来種だけを池に戻して観察してみるとはっきりわかると思いますよ、魚が減る理由はバスの食害だけではなかったとわかるはずです。

でも、誰もやらないんですよ。

なぜでしょう・・・・

 

ガーパイクの役割と釣り人の役割

 

アメリカではバスが繁殖を抑制されています。

その理由として、ガーパイクやオスプレイと言った天敵がいることが挙げられます。

日本ではこうした天敵がほとんどいなく、ブラックバスが生態系の頂点にいるような状態です。

そのため、日本狼が絶滅してニホンカモシカが急激に増えたように、ブラックバスもまた繁殖しやすい状態になっているものと考えられます。

しかしながら、現状はブラックバスが繁殖して増えたものの、その後減り続け、生態系の一部にまで落ち着いてしまっています。

 

アメリカでは、ガーパイクやオスプレイなどが天敵ですが、日本では天敵が本当にいないのか?と考えた時、実は釣り人がガーパイクやオスプレイの役割を果たしているのではないか?と考えました。

 

釣り人が魚に与えるプレッシャーはブラックバスにとって優しいものではありません。

常に釣り針に引っ掛けられるプレッシャーは魚にとってもイージーなものではありません。

賢い魚ほど、釣られたあとは痩せてしまうと言った話もあります。

 

そのため、ガーパイクなどの天敵の役割は日本では釣り人が担っていると考えています。

 

ハタやヒラメ、真鯛も放流しているが生態系に影響はないの?

 

キジハタやヒラメ、そして真鯛などは原産地より離れた地域での放流がされていますが、釣り人としてこれほど嬉しいことはありません。

しかし、個人的見解となりますが、ブラックバスよりも明らかに食性・生態的に強い魚種であるハタやヒラメが積極的に放流されています。

これには誰も突っ込まないんですよね。

これらが放流されていて、海の生態系に影響があったとしても誰も文句言わないのが日本の辛いところです。

現にキジハタは全国各地で水揚げされ、各地で日常的に釣られるまで移動し、繁殖しています。

 

「海のルアーをしているからバス問題は俺には関係ないし」という人もいると思います。

しかし、海のルアーがなぜ浸透していったのか、その原点となる釣りは何だったのか、よく考えて欲しいと思います。

「ブラックバスは悪者」と言っているフィッシャーマンもいますが、その言葉、全てのルアーマンを侮辱する言葉」であると理解した方が良いですよ。

 

人間の行いが反映する世界

 

釣り雑誌や釣具屋の立場だとお客さんに当たるため、なかなか物言いができないかもしれませんが、中途半端なバサーが多く、地域の人たちが多大な迷惑をかけている人がいます。

ここは感情論で決まりますよ。

仮に釣れる沼や池があったとしても、地域の人がバサーを気に食わなければ、攻撃されますし、反対の声も強まるでしょう。

バサーの態度や姿勢というのは、これから非常に重要です。

 

ネットでの記事を見る限り、「バスは悪い魚」「バサーの態度は悪い」「ユーチューバーが不正して釣りしている」などそういう内容のことを書かれています。

特に顔の見えないネットの特性上、バサーの悪口は有る事無い事言われますよ。

釣り人に対する悪口コメントが例です。

 

この風当たりはさらに強まり、バサーも自分の行動を改善していかないと、これまで以上に肩身の狭い思いをしますよ。

 

ゴミ拾いを徹底して行ったり、地域の人にしっかりと挨拶するなど、釣りをする以前の問題にも取り組まなくてはいけないのです。

でも、これを読んでくれている意識の高い人にそんな悪い人はいないと思いますが。

僕もやりますよ!

 

また、もう一つ大事なこととして、琵琶湖含む外来魚駆除している方々を攻撃する必要はないと思っています。

今回こうしたことを記事で書きましたが、あくまでブラックバスが悪者にされすぎていることに対する反論であり、駆除派の彼らは彼らなりの正義感で活動していますし、それを否定してはより戦いは広がっていくだけであり、釣り人側には何のメリットもありません。

 

彼らには彼らなりの意見があり、人生かけている人もいますし、この問題で飯を食っている人もいます。

そのため、深く突っ込まない方が良いと感じています。

深い泥沼に自ら飛び込んでいくものですので、攻撃するようなコメントや書き込みは控えた方が得策です。

 

ブラックバスは美味しいと豪語していた男

 

なんかネタっぽくなってすいません。

僕の実の弟は鯵よりブラックバスが美味しいと言って食べていた変人です。

僕は食べたことがないので、何も言えませんが、実はバスは美味しいらしいです!

ちなみに僕の家系は魚屋を営んでいたため、味覚には自信があります!笑

 

まぁ、アメリカでは食べることについては、マスよりもバスの方が人気みたいですよ。

 

人気ユーチューバーさんが食べています!

 

最後に言いたいこと

 

最後に、この記事に異論があれば下の問いに対して答えを示して頂きたいです。

 

「もし、ブラックバスが害魚であると言うならば、生命の調和や連鎖が各地域で今も尚、起きているのは一体なぜですか?」

バス釣りをしている方々なら実感されていますでしょ?

 

例えば、当時、散々騒いでいたのに今になってこんな記事が出ています。

『伊豆沼・内沼で 19 年ぶりにゼニタナゴの生息確認』

あれだけ、ブラックバスに絶滅させられたなんて当時は騒いでいたのに、この結果ですよ。

未だにバスの駆除活動が行われているのはまだブラックバスが生息していると言うことで、「在来種を駆逐するから」と言われてきたブラックバスが何十年も在来種を食い尽くしていない何よりの証拠ではないでしょうか。

 

 

もし、面白いと思ってくれたらぜひ賛否両論あると思いますが、コメントくだされば幸いです。

駆除派とバス釣り派の意見はネットを通じて、隅々まで読んだので互いを攻撃するような意見はいりません。

 

お互いにお互いを認め合うために、必要なのは釣り人ならではの仕組み作りではないかと思っています。

例えば、ライセンス制などですね。

※今後考えて具体的な意見出します。

 

釣り業界の未来の形についての建設的な意見を望みます!

良いアイディアがあれば是非!

 

「ブラックバス害魚論は差別的イジメ」世間風潮への気分の悪さと違和感の正体

 

最後までご覧くださりありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください