海釣り行く前に知っておくべき基礎知識「釣りは危険の伴う行為」



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海釣りに行かれる場合、自然に対する知識や釣りに行く前の基礎知識を知っておく必要があります。

筆者が体験したことを交え、大事なことだけをまとめました。

 

釣りという行為は「自然との対話」でもあり、「魚との知恵比べ」と呼ばれるほど創造的な行為であり、道具や考え方の嗜みであると感じています。

しかし、一方で人間にはどうすることもできない自然の脅威に触れる機会でもあり、自然に対する予備知識や考え方は身を守るために知っておかなくてはならないことでもあります。

 

海釣りは危険を伴う

 

海は自然的で人間が予期せぬ出来事がおきます。

「海は怖い場所」であると知っておくことは大げさでもなく、大事な心構えだと思います。

 

大学生の頃、三陸のある島で面白がって海に飛び込みしたことがあります。

セミが鳴くような暑さの中、海の中では足も動かなくなるような冷たさだったと体験したことがあります。

海の表面は温かくても、数メートル下は凍えるような寒さなのです。

真夏ですら、人間にとっては凍える寒さになるのが海という場所です。

時期によって落水は低体温症に陥るため、命に関わる問題です。

 

経験上、何があるかわからないのが海です。

今は大丈夫だろう・・・」と思っても、高波が突然襲ってくるかもしれませんし、足を滑られたり、足を踏み外したり、何かにつまづいて落水するかもしれません。

岸釣りでも船釣りでも、ある程度のリスクがあるということを認識しておく必要があるでしょう。

強風などで危ないと感じた時は海をよく観察してみてください。

突然、波が高くなったりする日は有無を言わずに釣りを中止にする勇気が必要です。

 

僕の大学の後輩は磯釣りをしていて、亡くなってしまいました。

釣りをして命を落とすのは、本当に残念なことであります。

そうした人を1人でも少なくしたいという思いがあります。

 

まずは、ライフジャケットの着用。

これだけは徹底して頂きたいと思います。

万が一の時に、生存率が上がります。

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転落事故は暗い時間帯や夜間に集中しているという情報もあります。

暗い時間に釣りにいく場合は、ライトなどの装備も忘れずにしましょう。

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そして、知人や家族に釣り場所を伝え、できればケータイ電話(防水用のケースも売ってます)を持ち歩きましょう。

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海のもしもは海上保安庁の「118」です。

海での海難事故の際、不審船がいる、密漁船をみたなどはこちらに連絡しましょう。

海の「もしも」は118番

 

船上でも堤防でも緊急の時のSOS信号は全世界共通です。

緊急で助けを求めなくてはいけない時のSOS信号は下記の通りです。

 

「トントントン、ツーツーツー、トントントン」

これを懐中電灯などで繰り返してください。

もしものために覚えておくべき知識の1つでしょう。

 

釣りに行く前の気象情報

 

気象情報などの事前に入手できる情報はゲットしておきましょう。

今はインターネットから気象情報をある程度入手することができ、アプリなどもかなり優秀です。

そのため、自分に合った方法で気象情報をゲットしてから釣りにいきましょう。

 

釣り場でインターネットに接続する環境がないという方は、事前にこちらに電話をしてください。

市外局番+177

電話をかけると数分間、最新の気象情報を教えてくれます。

全国各地の市外局番さえわかれば、どの地域でも確認することができますよ。

 

気象情報というのは確認を忘れがちですが、海釣りにおいては突然の高波や突風などのリスクをあらかじて知っておくことは非常に大事な予防策となります。

特に風が強いと釣りがしづらいだけでなく、落水などのトラブルの原因にもなります。

風に煽られて、足を引っ掛けて落ちてしまうという事故も起きています。

 

お子様と一緒に家族で行く際は風速をチェックしましょう。

風というのは体力を消耗させ、体感温度を著しく下げます。

お子様の体調管理にも注意して、海釣りに出かけましょう。

 

僕は経験上、風速が12メートル以上になると釣りを中止しています。

 

潮の確認

 

潮時(しおじ)表とは潮汐(ちょうせき)表や潮見(しおみ)表と色々な呼び方がありますが、そうした情報を事前にネットなどで確認しておきましょう。

今はネットで検索すると様々なサイトが出てきますので参考にしてみてください。

 

また、大型の釣具店のレジカウンターには独自の潮汐表が置いてあるケースがありますので、買っておくのも1つの手です。

 

潮の動きを知ることで効率よく釣りができます。

一般的に潮が動くと餌も動き、魚も動き出します。

そのため、「潮止まり」の時間帯は釣れない時間帯ですので、しっかり把握しておきましょう。

 

地元の釣具店に立ち寄り情報収集

 

地元の釣具店(特に長く続く老舗店)は情報が集まる場所であり、釣りに必要な知識を教えてくれます。

店員さんに積極的に話かけるとどこで何が釣れているのか、良い情報を得ることに繋がります。

特にネットの情報だけで釣りの準備をした人は、生の釣具店の情報を聞くのは価値があります。

地域に詳しい店員さんがいるはずですよ。

 

ネットの情報は過去のものであったり、商用目的で作られたものが多く、その地域に特化した情報は見つかりにくいです。

あったとしても、個人のブログであったり、情報の質としては希薄なものであると言わざるを得ません。

 

一見、単純な話ですが釣具店の情報を得るというのは釣り初心者の人にとって有益である可能性が高いので是非立ち寄ってみてください。

 

漁港などでの駐車場所に注意

 

漁港などでは作業用の車やケートラックなどが頻繁に行き来する場所もあり、漁港での駐車場所には注意が必要です。

たまに車で移動できるからと行って、堤防内に車で侵入していく人もいますが、地元の人の作業や他の釣り人に迷惑をかけるため絶対にやめてください。

 

釣り場は他人の場所であるという謙虚な気持ちが大事です。

また、船釣りする際にも指定の駐車場を利用し、他の人とトラブルにならない駐車を心がけましょう。

準備のための車の後方のスペースを空けるなど気遣いを忘れずにしましょう。

 

係留している船の近くで魚が釣れるからといって、船を係留しているロープや船にルアーを引っ掛けるなどはご法度です。

ジグヘッドやルアーがロープに引っかかっていることを知らずに漁師がロープに触れて、針が手に刺さったらどんな気分になるか考えましょう。

 

釣り場では声がけを行い、お互いに気持ちよく釣りをしたいものですね。

 

必要以上のキープは慎む

 

僕が大事にしている言葉があります。

それはあろうことか、日本映画「釣りバカ日誌1」で主人公の浜崎伝助氏が自身の務める会社の社長である鈴木一之助氏に語った言葉です。

西田敏行さんが俳優として演技をしているシーンでしたが、未だにそのシーンが頭の中に残っています。

食事をして魚の身を残している鈴木一之助氏に対して「しっかりお魚さんを食べてあげることが魚に対する供養になるからねぇ」という注意の言葉でした。

(正確にはちょっと違うかもしれせんが、そんな感じでした)

 

つまり、魚をしっかり丁寧に食べてあげることへの魚に対する愛情というか姿勢を感じたのです。

僕は釣りバカ日誌を観て、このシーンが何よりも好きです。

 

未だに釣り場に行くと、外道(対象魚以外の魚)が堤防に捨てられていたりします。

魚だって、必死に生きているのに、人間の都合で堤防に捨てられているのはあまりに悲しすぎます。

 

魚釣りをする1人の人間として、釣った魚はしっかり食べるという精神を忘れずに、必要以上に釣り過ぎて魚を持ち帰ることのないようにしたいと思っています。

僕が普段釣っている根魚は釣れば釣るほど数が少なくなってしまう魚種です。

そのため、こうした必要以上にキープしないという精神は強いつもりです。

 

アジやイワシでも必要以上に持ち帰らないように注意していきたいものです。

 

魚を持ち帰る時の氷

 

「釣った魚を捌いて食べる」という行為は釣り人ならではの楽しみです。

新鮮な魚を自分好みにアレンジして食べる魚は、築地の一流料理人をも超えるほどの美味しさを体験できることもあります。

 

特に新鮮でないと美味しく食べられない魚や釣りをしないと入手が難しい魚もいますね。

そうした時にクーラーボックスを用いて、持ち帰ることになりますがその時の氷によってある程度鮮度が変わってきます。

 

主に3種類。

コンビニなどでも売っているアイス氷、ボックス氷、ペットボトル氷とあります。

アイス氷やボックス氷は氷にしては溶けるのが遅く、砕いて使うなどの応用もきき大変使い勝手がよく一般的です。

釣具店でもコンビニなどでも扱っている氷は当日での入手しやすく便利ですよね。

氷を早く溶かしたい人は、氷に塩をかけてビニール袋などで密封すると溶けやすくなります。

 

クーラーがそんなに大きくない時や氷代を節約したい方にオススメなのが、ペットボトル氷です。

ペットボトルのサイズはお好みで、好きな大きさに氷を作れるのがメリットですし、氷が溶けて海水を薄めることもありません。

 

コマセは釣り前日まで、事前に溶かしておく

 

コマセというのはアミエビやオキアミなどを冷凍したものです。

釣り当日になってコマセを砕いて釣りに使う人がいますが、それはオススメしません。

コマセを使って釣りをする際はある程度溶かした状態で、持っていくことをオススメします。

 

そのため、イソメや活き餌と違い、コマセは前日までには購入し、玄関先などに置き、溶かしておきましょう。

姿形がぐちゃぐちゃになったコマセを海に巻くより、姿がしっかりしている餌が舞う方が魚の食いがよくなる傾向にあります。

 

また、堤防に溶かしたコマセを放置している人、海に捨てていく人がいますが、なるべく余った時は捨てずに持ち帰りましょう。

時々、堤防に放置している人がいますが、異臭がし、漁港で仕事をする人や次に堤防で釣りをする人に迷惑がかかります。

そのため、不必要なコマセは持ち帰ることを徹底したいものです。

 

ゴミを捨てない

 

釣り人として、漁港や堤防、または船で釣りをする場合でも他人の場所で釣りをさせてもらっているということを忘れてはいけません。

そのため、他人が落としているゴミでもせめて一個くらいは持ち帰って頂きたいと思います。

 

昨今は釣り禁止の場所が非常に増えています。

釣り人のマナーの悪さが結果的に釣り禁止を招いてしまったケースも数多くあります。

 

そうした釣り人自身が自らの首を締めることのないように釣り場を荒らさないようにしたいものです。

特に糸クズは野鳥が絡んで死んでしまったり、他の釣り人が足を引っ掛けて、転んでしまったりと糸による事故が多く発生しています。

糸は切れても釣り場に捨てていかないことが大事です。

 

釣りは素晴らしい趣味

 

中国古諺では「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい」 「三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい」 「八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい」 「永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい」という名言があります。

釣りを通して僕は人生において素晴らしい経験をさせてもらっています。

魚を釣り、震えたことも何度も経験しましたし、釣りに行くたびにドキドキしています。

 

そうした釣りの素晴らしさを中国の名言が見事に言い当てている気がします。

 

これを読んでくださっている方も素晴らしい釣りという趣味を楽しんでいただけばと思います。

 

最後までご覧頂きありがとうございます。

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