今回は、釣りをしたいけど、どこから手をつけて良いかわからないと言った比較的釣り初心者の方に向けた内容となります。
また、釣り具を揃えたいけど、ネットの情報だけで自分の地域に適した釣りができるのか不安な方に向けた内容となっております。
はじめに
おじいちゃん、おばあちゃんが細々とやっている(失礼な言い方ですが・・)ようば釣具屋さんって海が近い大体の地方であれば、あると思います。
それも何十年もやっている釣具屋は大手の量販店にはない大きな価値が眠っています。
小さな釣具屋さんにこそ、大切なものが隠されていると感じるのです。
初心者こそ、魅力溢れるこじんまりとした規模の小さい個人商店がオススメです。
なぜなら、僕自身も小さい頃から、個人商店の釣具屋で道具を揃え、一歩一歩前進してきた経験があるからです。
品揃えは大手釣具屋には劣るのは当たり前、大事なのは商品、情報の質
現在は、買い物をする人のスタイルが大きく変化している時代です。
ネットの存在により、ショッピングが非常にしやすい環境になりました。
少し前は、ネットで釣具を買おうとするとなかなか欲しい商品が見つからず、結局釣具屋に行くという流れでした。
しかし、最近は釣具、アウトドア専門のネット販売サイト、そしてアマゾン、楽天などの大手ネット販売会社のおかげでほとんどの釣具が、ネットで購入できる世界になりました。
つまり、楽をして、目的の釣具を探して、かつ労力を使わずに購入することを考えれば、ネットには叶わなくなっています。
特にいつも使っている商品をリピートする中級者以上の方には、これ以上ない便利な買い方ですよね。
次は大手の釣具屋です。
そこそこの商品が立ち並び、いろんな商品を手にとって見比べることができ、1時間もいれば自分が探している釣具はほとんど揃うと思います。
また、中級者以上の人は釣具屋でいろんなアイディアをもらってくる場合もあります。
僕も釣具屋をぷらぷらしてアイディアを生み出すこともよくあります。
そして、こじんまりとした個人店という順になってくると思います。
個人商店はアイテム数も少ないケースが多く、決して便利な立地にあるとは限りません。
車を止めるのに少し不便なケースもあったりします。
しかし、地元で有効な商品を選ぶことに特化した場合、どうでしょうか。
実は、商品の買いやすさという順番が逆転します。笑
地域の釣りの細部まで知っている昔ながらの小さな釣具屋が持っている情報に勝る情報はありません。
そうした情報を元に釣具を選べば良いのです。
次に大手の釣具屋です。
知識のある店員さんが、ある程度教えてくれます。
常連になれば、最新の釣果情報やオススメのポイントも教えてくれるかもしれません。
ネットはどうでしょうか。
例えば、宮城県石巻市の渡波の堤防で釣りをしたいと考えたとします。
全くの素人が、ネットで商品の検索をしても、石巻市渡波で有効な(釣れる魚情報も含めて)釣具はわかりません。
また、ネットの特性上、本当に有効な釣り方や道具というのは、検索してもヒットしません。
場荒れが進むので、誰も情報を公開しないのです。笑
釣果自慢がヒットするだけです!笑
何が言いたいかというと、釣れる道具、ポイント、そして釣り方までも詳細に知るために、ネットで調べるのではなく、地元の小さな釣具屋に行って話を聞いてくるのが一番早いということです。
なぜ、小さな釣具屋をオススメするかというと、大手の釣具屋さんでも対応はしてくれます。
しかし、アルバイトであったり、就職して数年の方だったり、釣りそのものに対する知識が不足しているケースも非常に多いのです。
また、大手釣具屋店員も万能ではありません。
得意不得意な分野をもっています。
そのため、万が一あまり詳しくない人に当たった場合は、ネットで検索して出てくるような平凡な情報しかもらえないことが多いのです。
それに比べて、個人商店レベルの小さな釣具屋は、地元で何年も商いをしている人たちです。
情報の質、そしてその地域で有効な仕掛け、ルアーを正確に把握しています。
歴史が違いますよね。
そして、ルアーは最新の商品である必要はないのです。
昔ながらの定番を知ることで一気に釣果に近づきます。
定番の商品には定番である理由があるのです。
特に個人商店のスタッフと仲良くなった時の情報の質というのは、釣りをして数年分の知識が集約されたものだったりします。
これの価値がわかる方は、地元の釣具屋を大事にするべきだと思いますよ。
大手釣具屋店員は知らない!?小さく確実な知恵
僕の経験上での話となりますが、例えば仲良くなった個人商店のおやっさんに、「あそこに鳥が止まるタイミングは、潮がこっちに動いて小魚が動いている証拠だからチャンスだ」と教えてもらったことがあります。
実際にやって見ると、ジグで青物が釣れました。
鳥がいなくなったタイミングで、同じことをしても釣れませんでした。
つまり、長年の経験での知恵を教えてもらったのです!
そうしたピンポイントの知恵は、よっぽどの釣りバカか、地元の人しか知り得ない情報です。
意外と餌のイキが良い
僕の地元では、個人商店でも大成功を納め、小さいお店なのに地元放送で、テレビCMを流していました。笑
それだけ儲かっていたのでしょうか。笑
そこのお店の最大の強みは、餌のイキの良さでした。
徹底した管理で、かなり餌が元気だったのを今でもよく覚えています。
指をイソメにかじられるのは、いつもそのお店のイソメでした。笑
まぁ、全ての個人商店に言えることではないですが、大手にはできない何らかの工夫を感じました。
働くスタッフや店長の話を聞きに行きたくなる、自慢しに行きたくなる
本当に良い釣具屋というものは、お客さんが笑顔で帰って行くことです。
そのためには、スタッフが有益な情報を提供したり、また、お客さんのその日の釣果や以前の自慢話をしっかり聞いてくれるスタッフがいることが絶対条件です。
よくいませんか?
本当は40センチの魚なのに、45センチであるかのように話すおじさんとか!笑
そんな感じのおじさんを大切にして、自慢話を快く聞いてくれるお店がモテますよね。
そうして個人商店にして、たくさんのリピーターを集めて長年やっているのです。
最近は、どこも閉店などの話もよく聞き、店じまいするようなお店が多くなっている時代です。
そのため、小さな個人商店の価値についてお話させていただきました。
それぞれにメリット、デメリットがあることを知り、うまく使い分ける方法が一番賢いです。
もしこの記事を読んで、少しでも気になれば是非、地元の釣具屋さんに聞いてみることをオススメします。
この記事へのコメントはありません。