川バスのシーズナルパターンと基本的な考え方「タイドリバー編」



僕がバスフィッシングを覚え、日々勉強したのは川でした。

そのため、川に関する経験値とこれまで調べたバスフィッシングの法則性を元に記事を作りました。

 

まずはバスフィッシングの基本となるシーズナルパターンの話から!

(ラージマウスの話です)

 

川バスにおけるシーズナルパターン

 

 

水温などの条件によりますが、僕が通っていた川は春になると一気に逆ワンドになっている場所や浅瀬に魚が寄ってくるという感じでした。

 

友人と春に釣りにいくポイントはまさに逆ワンドという理想的なポイントでした。

さらに良い思いをしたのが、川のインサイドのテトラ帯でした。

川のインサイドのハードボトムはスポーニングに最適な場所なのかもしれません。

 

通常、アウトサイドの方が水深もあり、地形変化があるため魚が寄って行きやすいのですが、春に限り、川のインサイドがキーになることが多いです。

 

また、スポーンシーンを確認出来たのは、支流の最上流のインサイドの浅瀬の砂地でした。

初めてのスポーンシーンで、画質は良くないですが動画も撮影することが出来ました。

 

おそらくタイダルリバーは、全国どこでも同じような条件になるのではないかと考えています。

また、支流の枝分かれしたような干上がらない程度の水路にもナマズと共に魚が上がってきて、スポーンがはじまります。

 

 

夏は春のスポーニングの要素が終わり、水温が上がってくると水の流れに魚がつくようになります。

また、冷たい水がどこにあるかを意識すると釣果が変わります

特に夏本番前は、流れがヨレる反転流と地形変化が組み合わされたポイントは超一級になります。

 

本番の夏になると深場のブレイクに落ちる個体もいますが、基本的には流れが強い場所やインレット周辺に固執する個体が多くなってきます。

梅雨の時期で雨が降るタイミングと晴れのタイミングでは釣果に大きな差はなく、どちらかと言えば水量や潮位が影響してくると強く感じています。

 

 

秋はバスフィッシングで言われている通り、餌が多くいる場所に魚がいます。

 

ハードボトムではザリガニ食いの個体がいるし、本流のブレイクには小魚食いの個体が群れでいたりします。

川のランガンスタイルの真骨頂が試される時期でもあり、ハマるとかなり面白いです。

また、魚のレンジが変わりやすいのが7月までで、それ以降はレンジが変化しにくい傾向があります。

そして、冬直前が一番難しく、流れを嫌うタイミングがいきなり訪れます。

 

流れとベイトについていたバスがいきなり、流れを嫌うのです。

このタイミングでアングラーが困惑し、釣れなくなると感じるのかもしれません。

 

 

冬は地形的に深場と流れを嫌う場所に移動しています。

当時、良い思いをしたのは、消波ブロックでした。

ロックフィッシュのようにハードボトムの穴打ちをすると何とか釣れてくれると言う感じになります。

 

雨と台風の時期

 

雨季や台風による増水があった場合、魚が一気に食い気がなくなるタイミングがあります。

そういう時に知っておきたいのは、本流の濁りが影響しない避難場所。

これを普段から知っておくだけで、大雨の日の後の対策が変わってきます。

 

また、夏なら大雨後のインレットは押さえておきましょう。

 

フロッグやトップで大爆発的なバイトがとれることもあり、夏ならではのダイナミックな釣りが展開できます。

ただし、田んぼの用水路から出ている農薬を嫌う場合があるので、インレットの水の質は見極めておきましょう。

 

タイダルリバーとノータイドリバー

 

タイド(潮位)の有無がある川でバス釣りを覚えた僕はいかに魚が移動するかを身をもって体感しています。

例えば、通常のタイド(潮位)が影響しない川の場合、一級のポイントは常に釣れ続きます。

また、タイド(潮位)がない川の場合、水位や流れの変化よりも地形的な部分が魚を見つけるキモになります。

しかし、タイダルリバーの場合、一級河川やその支流は、タイド(潮位)の影響や水門の開け閉めの影響を無視できずにその影響をモロに受けます。

 

具体的に何が変わるかと言えば、ポイントの変化です。

 

例えば、木が沈んでいるようなレイダウンがあって、潮位が高い時には一級ポイントになりますが、潮位が下がったり、水門の開け閉めにより、水位が減った場合に全くダメなポイントになってしまうのです。

どんなに良い地形変化やベイト的要素を見つけたとしても、流れはじめのタイミングや水量や潮位の影響を受けてしまうのです。

つまり、戦略としてはどこにバスがいるかわからないので、良いポイントをランガンしていくというスタイルに落ち着くのです。

僕がクランクベイトで、沢山のバスを釣ってきたのはこうした元ホームリバーの影響ですね。

よく、原付に竿を数本立てて、ランガンしまくってましたね。笑

 

そして、護岸が整備されていて、あまり変化のない川に釣りに行く場合、意識しなくてはいけないのが、ちょっとした変化を見逃さないことです。

岸際の変化はもちろん、水中に沈んであるちょっとした変化で良いのです。

 

そういう場所に魚は必ず寄ります。

川全体で見れば、水深の変化を探すことも大事で、特にアウトサイド側は水流により掘られ、少し深くなっている傾向があり、魚も餌も溜まりやすいです。

場合によっては消波ブロックなどが入っている場合はあり、そういう場所は通年有効です。

 

タイダルリバーは潮位により、水位変動があり、水が引いているタイミングと増えているタイミングで魚の動きがまるで変わります。

ダムなんかと魚の動きや行動パターンが異なりますので注意が必要です。

 

具体的に、タイダルリバーは水位が下がるとシャローから魚が深みに落ちます。

そのため、必ずブレイクラインやチャネル(川の真ん中にある深い溝)の位置を把握しておくことが重要です。

第二、第三とより深場も理解できていればなお良いですね。

このブレイクラインの位置を知っているかいないかで釣果にモロ影響が出るのです。

コンクリート護岸の場合、水位が下がると目視してすぐに確認できますので、必ず水位が下がっているのかどうか確認してください。

とっても大事です。

 

川バスでハードベイトの注意点

 

川は基本的に流れがあるものですが、ハードベイトを川に流れに対して横切るように巻いてくるとハードベイトが川の流れに押されて本来の動きが出ないことがあります。

しっかり泳がないハードベイトも良くないのですが、泳ぎの質を確実にあげるために、ラインアイを真っ直ぐに調整することだけは忘れずに行ってください。

このラインアイのチューニングは極めて大事なことであり、流れのある川でしっかりルアーが泳ぎ、魚に見切られるか見切られないかの重要な差になります。

 

意外と多くの人が盲点で、買ったルアーをそのままキャストして使っていますが、必ず真っ直ぐに泳いでくるかを確認してください。

 

 

また、川バスにおいてはアップストリーム(上流側から下流側に引いてくる)かダウンストリーム(下流側から上流側に引いてくる)のふた通りの巻き方があります。

状況によりどちらが有効かは変わってきますが、基本的に魚は上流側に顔を向けています。

つまり、アップストリームで巻くと魚に対してルアーが突っ込んでくる形となり、魚にとってはビックリしてしまう要因となり、バイト率は低くなる傾向にあります。

そのため、基本的にはダウンストリームで巻いてくることが大事です。

魚の後ろ側から、ルアーを突然目の前に出現させるイメージです。

 

これはハードルアーに限らず、ワームの釣りでも言えることですので、必ず意識してくださいね。

 

川で意識するべき法則

 

川には地域ごとに違う癖があり、しっかりした法則があるように感じます。

例えば、流れ始めに一気に川全体の活性が高くなる場合もあれば、水量が増えると活性が高くなる傾向が高い川もあります。

様々な川がありますが、川という常に流れがある場所では、止水域や湖と違い、魚の活性がはっきりしている傾向があります。

 

そのため、タイドリバーであれば、釣れた時間と潮位や水量や門の開閉などは確実に記録しておきましょう。

必ず、あとで役に立ちます。

 

よくわかってくると釣れる時間だけピンポイントで出かけることも可能になります。

それだけはっきりした動きをしやすいのが川というフィールドだと思っています。

 

今回も最後までありがとうございました。

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