静と動の両立!新しい一手『エコギア』カタクチミノーの実力



エコギアから発売されたピンテールワーム「カタクチミノー」

4インチの発売となりましたが、エコギアの発売方法として徐々に別サイズも発売されてくると思われます。

なんせ、釣れますから!このワーム!笑

今回はインプレも兼ねて、エコギア「カタクチミノー」を語りたいと思います。

 

浮力チェックと味チェック

 

パッケージから取り出すとペンキ臭がしました。

別のカラーでも同じでしたので、エコギアのワームでは初めての経験です。

 

オイルがなく普段と違うことがすぐに感じ取れ、なんだかワクワクします!

まず、僕の記事でワームを確認する時、必ず海水を作ってその中に入れてみます。

結構浮力的な要素は釣りをする上で大きいと思っているので必ずチェックしています。

 

最初に勢いよく入れるとワームが沈んでしまいました。

その後、ゆっくりもう一度入れて見ると今度は浮きました。

 

??

最初は高浮力素材かと思っていましたが、実はエコギア「キジハタグラブ」と同じような浮力であると感じます。

キジハタグラブの方が若干浮きやすいのは表面に付いているオイルが原因ではないかと思いますが、基本的に使っている素材は一緒ではないか?と思います。

 

1つ違うのは、カタクチミノーはノンソルトであるということ。

カットしても沈みますね。

ワームをカットしてもわかるのですが、中に味のカプセルや練りこまれた魚粉などは使用されていないようです。

このワームはこれまでのエコギア特有の味と匂いが全くなく、オイルも表面に付いてなく、めちゃくちゃ掴みやすい素材です。笑

その証拠にパワーシャッドのパッケージにあるような「モアバイト」の文字がなくなっています。

 

おそらく錆びる要素がないので、針にワームを差しっぱなしでも大丈夫だと思います!

さて、ワームの形を上から観察してみます。

上から見ると平らですが・・・

転がしてみます。

フック隠しとフックの飛び出しを考慮した溝があります。

もう一度断面図を!

完全に逆三角形の形していますね。

 

この形状のワームは真っ直ぐ引くとローリングしやすく設計されているケースが多く、ダートしやすい形状です。

この段階で2つの要素があることがみて取れます。

特にローリングを重視する場合はジグヘッドのフックを背中寄りにセッティングすることでローリングが起きやすくなります。

シェイクしながら巻いて来ることでローリングできるかもしれません。

 

最後にテール部分。

一見、なんの役にも立たなそうな背びれパーツやテール部分の膨らみも自然界の小魚のフォルムを真似て、真っ直ぐに泳ぐように計算されているのだと思います。

上からみるとテール部分にフィンが付いており、ロールをこの小さなフィンで制御しながらアクションするものと感じています。

 

素材的には完全ノンソルトのキジハタグラブと言った印象を受けており、キジハタグラブで使えるようなテキサスリグやジグヘッドであれば、何にでも対応している印象です。

 

2019年12月のハタゲームで実釣

 

2019年最後のハタゲームに行ってきましたが、この時に活躍したのが何を隠そう「カタクチミノー」

普段はバグアンツやロックマックスなどで、ボコボコに釣れるアカハタもバイトが遠く、水温低下を感じさせる釣行となり、四苦八苦しながらの釣りとなりました。

ロックマックスだと僕の場合、カサゴしか釣れません。

 

ハタの場合、バイトがあっても乗りきらなったり、バイトミスが多かったり、活性の低さが目立ちどうしたものか、と考えていたところ、このワームを思い出し使ってみました。 

一応動きの確認をしていたのですが、そのダート性能とストレートリトリーブ時のI字(あいじ)引きの性能に驚きました。

 

兎にも角にも、投入。

その海域では、小魚系とエビ系がメインベイトであるとわかっていたので、ボトムでのジャークアクションでアカハタを誘うと明確なバイト。

 

連発!

良いところに掛かっています。

 

小型のオニカサゴまで登場しました!

 

ダートアクションおそるべし!

低活性の魚でも条件反射的に口を使わせる力があると思いました。

 

アカハタの口の中から1インチ未満の小さなエビを捕食していたことが確認できました。

このワームは見た目は小魚ですが、エビ喰いの個体にも効果的です。

 

メーカーホームページをみると逆付け推奨とありますので、こんな感じにセッティングするとさらに良い動きになるかもしれません。

シーバス用のダートワームと同じ構造ですね!

僕の場合はノーマルセッティングで十分良い動きすると思ってます。

 

カタクチミノーにプログラムされた2つの動き

 

軽いウエイトのジグヘッドでも十分な機能を果たしますが、驚いたのは30グラムのジグヘッドとのバランスが極めて良いこと。

個人的にはジグヘッドは合わせるワームを間違って仕舞えば、バイトチャンスすら減らしてしまうものだと思っています。

 

しかし、今回のカタクチミノーはその浮力とバランスにより、重めのジグヘッドとの相性が抜群に良いです。

これはこれまで発売されていたエコギア「ミノー」を凌駕するポイントであり、「ミノー」にはない新しい機能を有して新しくラインナップに加えられた意味でもあると感じています。

 

実際に伊豆半島で何度か使用してきましたが、普段使用頻度の高い「スイミングテンヤ30グラム」との相性がよく、ダートアクションさせた時の動きが尋常ではないキレがあります。

こんだけ重いウエイトのジグヘッドでこれだけダートする組み合わせは見たことがなく、まさに「動」的な攻め方。

 

文字だけでは伝えわりにくいと思いますが、ランダムに激しく横っ飛びするそのアクションはリアクションバイトを確実に誘う動きそのものです。

これが10グラム以下のワームであれば、シーバス用含め結構市場にあるのですが、30グラムで動きが出せるのは初めてではないか?と驚いています。

ハードルアーの動きに例えるなら、ラパラから発売の「アイスジグ」の動きと言えばイメージできますか?

ただ、良いアクションを出すために前提として、穂先がやや硬めの竿と相性がよい印象です。

MLクラスだとアクションのキレがなく、ダルンダルンな動きになってしまいます。

 

ダートアクションの使いどころとしては、ボトムから跳ねあげさせても良いですし、中層で突然ダートさせても効果的だと思います。

この中層でのダートアクションはオオモンハタや大型のホウキハタなどを狙う上で欠かせないメソッドになりそうな気がします。

 

西伊豆、東伊豆のハタでは食性が若干違いますので、それに合わせてリグやタックルを変え、このワームの「静」と「動」の2つの機能で使えば、かなりの範囲の状況に対応できると思われます。

特に年中いるエビ食いのアカハタに効果抜群だと思います。

 

なんせ、12月の厳しい時期にも効果を発揮してくれたのですから!

また、おそらくオオモンハタやクロソイ向けの機能であるストレートリトリーブの機能ですが、水中で巻いているのをみた感じ、かなり微波動です。

ワームがスッと全くぶれずに移動する感じです。

テールの波動を見切っているような大型の魚や学習した魚に対して間違いなく効果あると思います。

小魚が何の警戒心もなく泳いでいるのを演出できます。

 

近年のハタゲーム所感「2020年まで」

 

ハタゲームを伊豆半島周辺で行い、様々な壁を感じています。

それは別の記事でも記載していますが、タイミングの難しさであったり、ブレードが効かないケースであったり、そもそもスイミング系のワーム自体に反応が薄いケースもあります。

そうした中で、このタイミングでカタクチミノーが発売されたのは非常に嬉しいことですね。

ハタゲームは全国的にブームになっていますが、地域によってはプレッシャーが増していたり、簡単に釣れる魚が少なくなっているのではないでしょうか。

確実に賢い魚だけが生き残っている感じがします。

西伊豆は関東で有名なフィールドだけに、プレッシャーも高まりイージーな日が少なくなっているのではないか、と思います。

 

そんな中でも安定して釣れるワームというのがなぜか存在します。

特にスイミング系のワームが熱いです!

スイミング系のワームは主にカーリーテールやシャッドテール系のワームです。

 

特にエコギアのロックマックス5インチは安定して、まだまだポテンシャルがあると個人的に感じています。

魚がエビをメインに捕食している時、小魚を追いかけている時、甲殻類が混じっている時、全てのケースで対応できる汎用性を兼ね備えており、ロックフィッシュワームとしてかなり優秀な形状をしているなぁとあらためて感じています。

ぶっちゃけた話、アカハタ狙いの場合、ロックマックスは釣れるカラーが絞られてきます。笑

(伊豆半島の場合)

特に写真記載のカラーに反応がよく、どれかが当たりカラーとなるケースが多いです。

ぜひ、写真のカラーを試してみてください。

他のカラーでも釣れるには釣れるのですが、明らかに反応が違うのが上記のカラー。

ホッグ系のワームの場合はオレンジ系のカラーかラメ入りのオレンジカラーが非常によく釣れます。

 

そんなアカハタの釣りですが近年、取りこぼしが多いと感じることも少なくありません。

具体的にはワームの種類を変えると釣れるサイズが変化したり、何度もキャストしているはずなのにワームの種類を変えると反応する魚がいたりとアカハタにも好き嫌いがあるようです。

今回紹介したカタクチミノーは、プレッシャーのかかっているハタに口を使わせる微波動のストレートリトリーブと激しく横っ飛びするジャークアクションの2つが組み込まれているので、ワームのシルエットやサイズ、カラーを変えるだけではどうすることもできない魚を呼んでくれる力があると感じています。

 

釣りこぼしやこれまで反応させられていない魚に対してある程度力を発揮してくれると思います。

個人的には釣れない時間ほど使うイメージです。

 

オオモンハタに対して、まだ実釣してストレートリトリーブの効果が確認できていませんが、来期のシーズンには確認したいと思います。

そうしたら、この記事に追加しますね!

 

東北の方にもオススメです。

ワーム自体にルアーパワーがあるので、アイナメの小魚パターンやクロソイのナイトゲームでも活躍してくれるはずです。

 

最近の超オススメワームですので、皆さんもぜひ!

2 件のコメント

  • SEO Affiliate より:

    Awesome post! Keep up the great work! 🙂

  • niko へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください