ライトロックからハードロックまで全てのロックフィッシュゲームに言えるオフセットフック(針)の選び方についてご紹介します。
ワームにどんなサイズのオフセットフックを付けて良いのかわからない場合の目安をご紹介します。
目安さえわかれば、釣具屋に行って「どのサイズを選んで良いかわからない」なんてことも無くなりますし、釣り場での判断も早くなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、フックのちょっとした知識とオススメフックについて紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
オフセットフック
オフセットフックのサイズの選び方「初心者向け」
ロックフィッシュのフックサイズの選び方は難しいことを考える必要はないと思っています。
シャッド系やストレート系、カーリーテール系などの細いワームは、ワーム全体の大体3分の1から2分の1の間の位置に針がくるように合わせます。
ホッグ系などの太いワームは、ワーム全体の大体半分以上の位置に針がくるように合わせます。
簡単ですよね。
これでワームさえ選んでしまえば、初心者でもフックサイズに迷うことはないと思います。
僕の場合は、2インチ以下は6番〜4番、2インチのワームを使うときは2番、1番フック、3インチのワームは1/0前後、4インチのワームは2/0番か3/0番のフックが多いです。
ワームの太さとボリュームで考えるフックのフトコロ(ゲイブ幅)
フックサイズの選び方はご紹介した通りです。
そして、もう1つ大事なことがあります。
それは、ワームにセットしたフックのフトコロです。
なぜ、この幅(フトコロ)が大事かというとフッキングした時のワームのずれ方にあります。
このようにフッキング時にフックがずれてくれないと、針が魚の口に引っかかりにくくなってしまうのです。
そのためのフックのフトコロなのです。
ですので、選んだワームの太さとボリュームを考えて、フックの幅を考えましょう。
仮に7インチのビッグワームを選んだ時でも基本は一緒で、ワームのだいたい半分くらいまでの大きさのフックを選び、フックのフトコロがあれば大丈夫です。
ちなみにこのように太いサイズの7インチのフックに合わせるサイズは6/0か8/0か10/0です。
デコイから発売されています。
また、ゲイブ幅があるほど、ワームが低重心になるのでフォール時の姿勢が良くなるというメリットもあります。
フッキング率を上げるフックサイズは?
フッキング率をあげるには、単純に針の大きさを少し大きめにします。
針先が、ワームのお尻側に近づけば近づくほど魚の口に引っかかりやすいです。
また、反対にフックサイズをやや小さくすると、ワームのアクションの可動域が広がってワームの動きが良くなります。
フックサイズを使い分けて、ワームに動きを出してみてください。
フックを刺すときは真っ直ぐに!
オフセットフックは、クランクしている部分がありワームをセットするのに慣れが必要です。
初心者の人ほど、失敗したと思ったら再度セットし直すか、ワームを変えて刺し直した方が良いです!
なぜかと言うと、ワームがフックに対して曲がっていると全く釣れないからです。
ワームのお尻側が曲がっていたり、横にねじれているのも、NGです。
ロックフィッシュの場合、ワームがまっすぐ刺さっていないと、見切られてしまいます。
ワームのセットの問題で1匹も釣れないのは悲しいですよね…
絶対まっすぐに刺しましょう!
フックのゲイブ幅で、僅かに根掛かりが減る!「中級者以上向けの話」
これから、オフセットフックのノウハウについて細かい話をします。
実はフッキングの際にワームがズレるための幅をとってくださいと紹介しましたが、このゲイプ幅が狭ければ根掛かりが少ない傾向にあります。
ゲイブ幅が狭ければ狭いほど、フックの外側部分が障害物に接触しなくなり、根掛かりが軽減されるものであると感じています。
こんなちょっとしたことで根掛かりが軽減する?
そんな訳ないじゃん!
という声もあると思いますが、僕も最初は信じられませんでしたが、仲間内数人でロックフィッシュに関するフックを色々と研究している内に、明らかにゲイブ幅が小さい方が根掛かりが少なめで、ストレスなく釣りができるという結論に至りました。
しかも、全員です。
例えば、下の針は釣りで回収できたオフセットフック達ですが、フックの傷に注目してください。
結構、フックには傷が入っているんです。(見にくくてごめんなさい)
なぜかというと、水中ではワームの下でボトムと常に接触しているからなんです。
つまり、常にボトムと接触する部分がフックの外側であるということです。
そこが抵抗になって根掛かりに繋がっていくのかなぁと感じています。
ちょっとした違いですが、皆さんも意識してみてください。
特に下記のフックは根掛かりが軽減する傾向にありますのでオススメですよ。
がまかつ/LDマスター
また、このフックワームの姿勢がすごく良い!
ハイプレッシャーなポイントで試してみてください。
モーリス/フッキングマスターヘビークラス
また、この話には続きがあって、フックのサイズが大きくなればなるほど、フッキング率が上がる傾向にあります。
しかし、フックのサイズが大きくなると、フック外側の接地面がボトムに触れる機会が増え、根掛かりが増えやすくなる傾向にあります。
フックを小さくするとワームの動きが良くなるが・・・
フックを小さくするとワームの可動域が広がり、ワームの動きがよくなると言われます。
しかし、ロックフィッシュに限り、フックサイズはなるべく大きくした方が良いと感じています。
フックを大きくした方が実はショートバイト(小さなアタリ)や渋い時のフッキング率が上がりやすいと感じています。
もし、ワームの動きを良くしたいという方にはオススメのフックがあります。
デコイ/リングド・キロフック
このフックの特徴はリングアイの部分に溶接リングがついていることです。
このリングがついていることで、ワーム全体が上下左右に動きやすくなります。
根元が動きやすいのですから、ワーム全体的に動きが良くなります。
特にテキサスリグでのボトムスイミング時にすこぶる効果を発揮します。
ボトムに当てながら巻いてくると、ワームが通常の固定されたフックの時よりも激しく動き、魚へのリアクション効果を高めることに繋がっていきます。
オフセットフックはシャープナーで研がない
一昔前は、針先が潰れたり、刺さりが悪くなったら、シャープナーで研いでいました。
しかし、今は科学研磨で針先を尖らせているので素人が研いでも新品のように針先が鋭くならないんです。
むしろ、ダメな針にしてしまいます。
そのため、針先が潰れたり、刺さりが悪くなったら新しいフックに取り替えを行いましょう。
ナツメオモリを使うときにオススメのフック
プロズワンの岩礁カウンターというフックはナツメオモリに対応していて、フックのアイの部分が大きいです。
そのため、ナツメオモリの糸を通す穴が広がって、フックのアイにかぶさってくるようなトラブルがかなり少ないです。
ナツメオモリを大量に購入している人は、このフックと相性が良いのでオススメです。
特に僕のこのフックをスタンダードとして使用することが多いです。
そこから、フィールド状況や魚のコンディションに合わせて、フックを変更していくことが多いです。
ロングスピン釣法と相性の良いフック
ロングスピン釣法で遠くまでキャストすることで、フッキングがやや悪くなる傾向にあります。
魚の硬い口にフックが刺さりにくいためです。
そうした時に、細軸のフックの方がフッキング率は良いと思います。
遠投用のフックというのを使い分けると、より魚へのキャッチ率が向上すると思いますよ!
意外かもしれませんが、僕が遠投して魚をキャッチする場合に使うフックはベーシックなタイプです。
デコイ/キロフックワーム
ブラックバスで言えば、太軸の部類に入りますが、さらに極太のフックが多いロックフィッシュのフックの中では細軸です。
遠投でフックの刺さりを良くするときはこのフックを選ぶ時が多いです。
特に歯が生えている場所に針先が刺さった時は、カエシまで刺さらずにバラす傾向があると感じています。
がまかつ社のフックはあまり使用していないので、これから使ってみて感じたことを追記していきたいと思います。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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