ボートロック(船釣り)の基礎知識「アイナメ・クロソイ・ハタ」



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今回はボートでのロックフィッシュゲーム(ボートロック)に初めて挑戦する方からあらためてボートロックの釣りについて知りたい方向けに書きました。

オオモンハタゲームをするようになって、根周り上を船で流す釣りが増えたり、岩礁帯や砂地、ベイトフィッシュの有無など、この釣りならではの経験値が増えたので地域・魚種問わずにボートロック記事としてまとめてみたいと思います。

 

ボートロックに行く前に知っておきたいこと

 

船酔いの克服方法「初心者向け」

 

初めてだと、結構心配な方多いですよね・・・

しかし、船酔いは釣行を重ねて行く内にだんだん慣れていき、多少のことでは酔わなくなってきますからご安心ください。

僕も最初は地獄のような苦しみを味わいました・・・子供の頃。

もう二度とボートには乗らないと誓い、ボートで釣りはしないと思っていました。

でも、何度か釣りをしていると船酔いはほとんどしなくなり、今では余程体調が悪く無い限り船酔いしない体になりました。

克服方法として基本的に下をみないことが大事ですが、こんな荒療治があります。

(男性向け)

2リットルくらいオレンジジュースを持っていき、酔ったらオレンジジュースを飲みまくります。

そしたら、飲んでも美味しい、思いっきり吐いても美味しいと言う状態になり、苦痛が減りますから。

(トイレ付きボートじゃ無い場合、海に吐くしかありませんが。泣)

繰り返しているとなぜか慣れてきます。

「そんな恥ずかしい真似出来ない!」と言う方は、薬をおすすめします。

最強の船酔い対策は「アネロン」です。

ゴリ押しします!

本当に効きます!

僕は船に乗る30分前までには必ず服用します。

 

ライフジェットの義務化「全員必須」

2018年から小型船舶の乗船者にライフジャケットの着用を義務化されました。

桜マーク(型式承認試験及び検定への合格の印)のAタイプを購入すると間違い無いです!

違反が見つかった場合、船長に迷惑がかかりますので各自でしっかり揃えましょう。

参考サイト:ライフジャケットの着用義務拡大「国土交通省」

⇩参考商品

 

あると快適な船用クッション

 

東北での小型ボートの場合座る場所が無いケースもありますが、意外と座る場所は濡れていることが多く(特に冬は凍っていることも)、餌釣りで使われているクッションがおすすめです。

移動時もモチモチしてて若干ですが癒されます。笑

僕はダイワの物を長年愛用しています。

 

見落としがち!事前に確認すること

 

潮と風の向きは海釣りの基本ですので必ず確認しましょう。

仕立て船や乗合船の場合、事前に船長に電話をして、格好や釣果に付いて確認しておいた方が良いですね。

格好に付いては、船の移動中に全身に浴びるように潮をかぶるエリア(例:南房総荒れの日)もあれば、ほとんどクロックスでも釣りが出来ちゃうエリア(例:西伊豆など)もありますし、船のサイズで変わってきます。

船長に釣果を聞くのと同時に、潮をかぶりやすいかどうか確認した方が良いです。

意外かもしれませんが、僕は潮かぶって大変な思いをしたことが何度かあるので、確認は大事だと思っています!

基本は夏でも朝は冷えるのは秋の格好は準備し、年中、釣り用の防水ウェアは外せません。

 

船釣りでは3種類の流し方がある

 

さて、本題へいきます。

ボートロックには様々なスタイルがありますよね。

乗合船(遊漁船)で知らない人同士数人でボートロックしたり、仲間内で仕立て船(遊漁船)で好きな釣り方を選んだり、そもそも釣船を持っている仲間に乗せてもらうことも。

レンタルボードでエンジン船に乗ったり、湾内で波が穏やかな場所では手漕ぎボートという選択肢もあります。

東北でも関東でもボートロックには様々な方法があり、オカッパリでは出来ない釣り方や攻略法があります。

なんか色々あるな・・・と思われますが実は3種類しかボートの流し方がないのでこれを覚えて仕舞えば、現場である程度判断出来ます。

 

事前に知っておきたい船の呼び方

進行方向側を「船首(せんしゅ)」エンジン側(後ろ)を「船尾(せんび)」と言います。

船首を前にして右側を「右舷」左側を「左舷」と呼びます。

 

○エンジン流し

 

船のポジションをエンジンで逐一調整すると言うやり方です。

東北のロックフィッシュスタイルはスモールボートで浅瀬の岩礁帯に接近して、ダイレクトにキャストして釣るため、エンジンで船のボートポジションをとることが多いです。

このスタイルはかなり合理的で、オカッパリからでは角度的に入れることが出来ない水中の岩穴やカケアガリ、沈み根にリグを届けることが出来ます。

 

エンジン流しは全国的には岩礁帯付近を流す時やピンポイントで漁礁を狙う時によく使われます。

前後左右に船が動くため、アングラー側も船の動きに対応しながらラインテンションの調整が必要です。

そうでないと、リグが不自然に跳ね上がったり、フォール中に余計なアクションが入ってしまったりと、釣れない要因が生まれてしまいます。

ロックフィッシュ船ならこの流し方が多いため、船長の操船の癖を知り、共同作業するつもりで釣りをしています。

 

○スパンカー・パラシュートで船を立てる流し方

 

エンジンを切り、スパンカー(帆)を立てたり、パラシュートアンカーを海中に沈め、潮流と同調する流し方です。

(流す向きとして船首及び船尾が前になり、どちらになるかは船長次第で、スパンカーとパラシュートは同時には使いません)

特長として左舷右舷(さげんうげん)どちらからも釣りが可能となり、ポイントに対して真下を狙いやすく、正確に精度の高い釣りがしやすいです。

ロックフィッシュではジギングで深場の岩礁帯を流す時や広い漁礁を狙う時に多く、ロックフィッシュのみならず、真鯛が釣れたりする時(春先など)や同時にロックフィッシュ以外の魚種も狙う時にこうした流し方を船長が選択してくれることがあります。

 

レンタルボートの場合、エンジン操作ばかりしていると釣りにならないため、ある程度ポイントを把握し、ボートを流す必要が出てきます。

早い潮流や風が強い日はボートがどんどん流されてしまい、釣りにならないケースもあります。

そうした場合を防止するために「シーアンカー」と言う市販の製品が売っていますので、事前にボート屋さんに確認の上、買っていくと良いと思います。

手漕ぎでやるにしても、エンジン船にしてもポイントを流すときは必ず役に立ちます。

海の上では風の動きが逐一変わるため、風対策は必須です!

 

○ドテラ流し

 

ドテラ流しとは潮流任せ・風任せで釣る方法となり、エレクトリックモーター(通称:エレキ)がなく、パラシュートアンカーやスパンカー(帆)、アンカーがない場合、この方法で釣るしかありません。

強風、無風、潮がかっ飛んでいる時なんかは非常に難しい流し方となります。

船のポジションとして、船首と船尾が横向きになり、片舷のみでの釣りが基本となります。

潮流と風の向きが一緒の場合が理想的で、釣人側からルアーが常に払い出していく形となり、それに伴いラインの放出量が増えます。

オオモンハタゲームやスイミングゲームでは、ラインを出し続けていけば、キャスト距離を稼がなくても長い距離リトリーブが出来るため大変有利です。

 

○「番外編」ハタ最盛期のカヤックゲーム

 

僕自身やったことがないのですが、夏にカヤックに乗って通常の船では入りにく浅場や大型漁船が通らないようなエリアで人気のゲームのようです。

※静岡の伊豆半島でもやっている方みます!

夏に海に浸りながらハタゲームと言うのも最高に楽しそうです。

装備などは詳しくないので割愛しますが、転覆前提のカヤックに積む装備やクーラーなどは全てロープなどで結んでおく必要がありそうです。

 

本当楽しそうな釣りですよね。

 

「みよし」は釣りやすいが「胴の間」も捨てがたい

 

釣座について

・みよし

船首側の釣座

・胴の間

船首と船尾の間の中央の釣座のこと

・とも

船尾側の釣座

 

みよしは船が船首から流していた場合、一番最初にポイントに到達出来る側ですので船長の流し方によってはみよしの人ばかり釣れることもあります。

特にオオモンハタゲームのようにキャスト前提の釣りではみよしは最高の場所です。

船長の流し方次第でどこかが有利になったり全くならなかったりとありますが、万が一自分の釣座がよくなかったとしても文句言わずに頑張りましょう。

 

船の構造上、胴の間だと思いっきり竿を振りかぶれない(オーバーキャスト)デメリットはありますが、胴の間は船長(船頭)から直接様々な情報をもらいやすい位置です。

当然、船長は釣り場を知っていますが魚探で的確に根周りを確認しています。

意外とみよし、ともの釣座だとエンジン音で船長のアドバイスが聞きづらいことがあります。(僕だけ?笑)

そんな時でも胴の間だと指示を聞き逃さない上に、船長からちょっとしたアドバイスも貰いやすい位置にいます。

例えば、根のトップに船全体に発表するまでもないちょっとしたベイト反応があったとしましょう。

マイクを使ってわざわざ船長は言わないですが、小言でぽろっと言ったりします。

それが結構ヒントになったりしますから。

 

船長の癖を知ることの重要性

 

磯を直接狙うスタイルのボートロックの場合、船長の操船技術がかなり重要になってきます。

細かい位置調整やその流し方1つで釣りしやすいかどうか決まるからです。

実際、ロックフィッシュの釣りはリフトアンドフォールが多く、細かい誘いも多く、船が頻繁に動くとかなりやりづらいケースが多いんですよね。

それに船は縦にも動いているので竿捌きとラインテンションのかけ方が明暗をわけます。

 

関東や東北のディープロック(深場)をする場合、基本的に根周りの上を船が流れる格好になりますが、その時の流し方はよく理解しておく必要があります。

右舷も左舷どちらも根周りを丁寧に釣りが出来る操船をする船長もいれば、右舷は砂地で左舷は根周りを流すタイプの船長もいます。

風や潮の方向によって流し方を変えたり、小さい根周りに何度も入り直す船長もいるため、そればかりは何度か通ってみるしかありません。

例えば、小さい根周りを何度も流すタイプの船ではルアーを早く落とすことが釣果に直結します。

こればっかりはタイプの違う船長に実際に乗って体感してもらうしかありませんが、その船長の癖を知ることは結構大事です。

 

スイミングゲームでのPGの必要性

 

ちょっとリールの話に飛びます。

ロックフィッシュをしているとほとんどの人がハイギアモデルを選択していると思います。

それはそれで正解ですし、何の問題もありません。

しかし、スイミングゲームの場合、ラインをかなり放出してリグの抵抗が増すことに加え、ドテラ流しや潮がかっ飛んでいる時にハイギアだとかなり巻きが重くなります。

深場で二枚潮、斜めに50メートルもラインが出ていた時なんかは大分しんどいです。

オカッパリでは有り得ないレベルでハンドルが重くなり、ハイギアではどうしようも無い時が有りますので、スピニングタックルでスイミングゲームをする場合、ノーマルギアかパワーギアは必ず用意します。

 

それと、ボートロックの場合、シンカーは重めがおすすめです。

船でのハタゲーム!ディープロックフィッシュゲームに使用するシンカーの話

 

潮の呼び方

 

地球規模の潮の動き(潮汐)は下記記事を参考にしてください。

ロックフィッシュ攻略のために大事な潮の話。釣れやすい潮の満ち引きについて

 

僕は、船長がいきなり専門用語を言い出して、実は対して意味もわかってないけど、理解しているふりをしたことがあります。

その言葉を紹介します。笑

 

これらは大潮、小潮などの地球規模の潮汐(ちょうせき)とは別に現場の潮の流れを表す言葉ですので是非覚えてください。

 

「潮表と潮裏」

潮が流れてくる側を「潮表」と言い、流れて行く側を潮裏と言います。

 

潮上(しおがみ)と潮下(しおしも)」

ある場所を基準にして、川の流れのように上流にあたる側を「潮上」下流にあたる側を「潮下」を表現します。

 

「払い出し」

磯のU字、V字の地形の奥まで進入して集まった波がハネ返って行く流れを「払い出し」と言います。

 

魚は基本的に潮上に頭を向ける習性があるため、潮を偏光グラス越しにしっかり観察したり、リグの流れ方を感じたりし、どっち側にリグをキャストすれば良いか、どっちから引いてくるべきか考える材料にしましょう。

 

ベイトフィッシュが集まる潮目を目視したら・・・

 

僕はロックフィッシュでスイミングゲームをする場合、潮目を観察しています。

潮目とは潮と潮がぶつかる潮の境目のことを言います。

必ず海には大なり小なり潮目が出来ていて、海面で線上や帯状に広がっています。

さらに、潮目は海中側に斜めに潜り込んでいて、そこに集まる浮遊している大量のプランクトン目掛けて、イワシやキビナゴなどのベイトフィッシュが集まってきます。

潮目に違和感を感じたり、ベイトフィッシュが集まっている場合、すぐに船長に声がけして魚探に映るベイトフィッシュのレンジと反応を確認した方が良いです。

 

深場の釣りで、ベイトフィッシュが目視できる表層に目視出来ている場合、ロックフィッシュの生息レンジとは離れてしまい、フィッシュイーターである青物のレンジになっています。

しかし、浅場でベイトフィッシュが確認できる場合は、潮目の水中への潜り込みをイメージしながらベイトフィッシュの群れの下に定位しているロックフィッシュを狙ってみてください。

ジグヘッドやジグの出番です!(ワームサイズも合わせて)

 

ベイトフィッシュが中層から低層に湧いている場合、ロックフィッシュは青物のおこぼれを狙っていたり、下から突き上げるのタイミングを見計らい、虎視淡々と上をみている魚もいるはずです。

オオモンハタの場合、こうしたベイトの動きに敏感にならなくてはいけません。

 

アカハタの場合は、そこまで過敏になる必要は有りませんが、浅場のアイナメとオオモンハタゲームの場合、ベイトフィッシュが目視出来る場合、馬鹿に出来ない存在です。

 

外道対策時のスピードアップ釣法

 

ロックフィッシュをしているとヒラメやマゴチ、真鯛などがゲストとして登場してくれることがあります。

僕なんかは相当喜んじゃいます!

でも、それ以外の外道に邪魔されることがあります。

 

例えば、こんな歯形がついていたら・・・・

グーフー系ですね。(フグかカワハギ系の仕業)

 

削り取られている歯形は小さなフグがバイトした証拠です。

フグの歯は上下しっかり噛み合う形となり、意外と整合性がとれている歯形をしています。

そのため、何でも噛み切ってしまうのですぐにわかります。

東北でもニオイ付きワームでフグの猛攻バイトに遭い、底に着く頃には針しか残らず釣りにならなかった経験をよくしました。

フグがいる時点であたたかい潮が入っている可能性大で、アイナメを狙っている場合エリア移動の目安と考えています。

 

ハタ系の本命ミスバイトはワームのテールがもぎ取られていたり、歯形がワームの中央付近につくことが多いです。

このワームの場合、ワームの中心付近にバイトしてからテールに再度アタックしてきたものと思われます。

 

ワームについた歯形で魚種を想像することが出来ますが、大事なことは本命を狙うこと。

フグバイトに悩む場合リグのスピードを上げて、バイトをかわして行く必要があります。

また、オオモンハタを狙っている時にマゴチやアカハタがバイトしてくる場合、リグの巻きスピードが遅いと判断できますので、早めに巻き本命のみを狙うと良いです。

 

ボートロックのワームサイズ

 

ボートだと大きな魚も狙いやすいため、大きいワームをついつい選んでしまいがちですが、意外とワームを大きくするとバイト数は少なくなります。

その分、バイトがあるとやる気のある大きい個体ですので、慣れてきたら大型狙いの釣りでも良いと思います。

しかし、せっかくのボートゲームですし、色々バイトがあった方が楽しいと思いますので、初めのうちは自分が釣れると思ったサイズのワームを選択することをおすすめします。

例えば、ホッグ系は3インチ、シャッド系は4インチみたいな感じで。

飽きない程度にアタリがあった方が楽しいと思います!

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

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