強いワームとは何なのか気になりました・・・
あなたはロックフィッシュ、そしてソルトルアーのパイオニアブランドのエコギアで最も強いワームとはなんだと思いますか?
この疑問に対し、僕は色々考えました!
単純に売れているワームがよく釣れるのか?
バスを例にとっても日本で一番売れているワームはゲーリーヤマモトです。
しかし、ゲーリーが売れ続けるのは長年やっていること、塩で調整した比重が生命体比重で絶妙、体積で比較して他ワームよりも投げやすく扱いやすいので多くの人に使われる、口コミで広がった、有名プロの影響などなどさまざまな要因が考えられます。
より複雑な理由を一つ一つ紐解いていくことは非常に難儀しますし、時代背景などを考慮すれば時間がいくらあっても足りない研究となってしまいます。
僕は売れているからといって最強とは限らないと思っています。
では冒頭でお伝えした強いをこのブログ限定で勝手に定義します。
今回はロックフィッシュに絞ってお伝えしますで・・・
真剣に使い込んでいる人を参考に最も活躍の場があるワームと定義します。
そういう定義が決まれば調べやすいですね。笑
早速調べました!
目をつけたのはエコギア主催のPOC(パワーオーシャンカップ)です。
ロックフィッシュ最強のトーナメントといっても過言ではない最高の大会です。
僕の周りのロックフィッシュマニアの話ではレベルが他の大会に比べ別格とのことでした。
初めて来た人がマグレで勝っちゃいました、などそういう話もほとんど聞かず、大会参加者もこの試合で勝つために練習に練習を重ね、ロックフィッシュゲームを深く理解すると同時に高度な技も生み出している素晴らしい場だということです。
エコギアプロスタッフもこの大会を通じて選ばれている方も多いですし、ロックフィッシュゲームシーンを常に牽引し続けるエコギアの大会です。
ここからデータを取っていこうと思います。
今回はシンプルな形で最も上位入賞者が使っていたワームを選んでいきたいと思います。
色やリグという要素ももちろんありますが、そこに関しては少ないデータの中でほとんど一貫性がなく、各々が信じられるカラーを大会参加者が使っているという印象を受けましたので色やリグという要素があえて省かせていただきます。
ご了承ください。
東北、北海道全大会の上位3位までの集計作業をしました
選び方は3位入賞者までの使用ワーム全てを足したものになります。
そして、今回はスポット的に開かれた九州などの地域は除外して完全に東北、北海道大会のみの集計、2010年大会から2016年大会のデータになります。
早速ですが、第9位から行きましょう!!
第9位
・ロックマックス5インチ
・リングマックス3.6インチ
・パドチュー ※写真はこれです。
計6票
表側
裏側
フック付き
第8位
・ロッククロー2インチ
計7票
フック付き
第7位
・ミノーS
計8票
フック付き
第6位
・キジハタグラブ4インチ
計11票
第5位
・ロックマックス3インチ
計12票
フック付き
第4位
・グラスミノーM
・ミルフル(カサゴ職人)※写真はミルフル
計16票
第3位
・グラスミノーL
計24票
お腹側
フック付き
第2位
・バグアンツ2インチ
計33票
フック付き
そして堂々の1位は????
第1位
・バグアンツ3インチ
計34票
ハーフフロートマテリアルと
フック付き
2インチと比較
まず、驚きなのは6位にランクインしたキジハタグラブ、ほとんど発売して2年ほどしか経っていないにもかかわらず、4.5インチとともに多くの上位入賞者が使用していま
す。
今後の伸びしろが最も期待できるワームに一つだと思います。
グラブという超万能な形に加え、よく飛んでいきます。
オカッパリでの使用ではこのグラブを少しでも遠くに飛ばすというテクニックが重要なのかもしれません。
あまり言いたくはないですが、このワームはノンソルトなのでフォール姿勢やスイミング姿勢が他ワームと違います。
そして、激戦の9位ですが、僕が注目したのはパドチューです。
もともとバスワームでジグヘッドやスプリットショットリグでの使用が多いワームですが、ロックフィッシュでは軽量タングステンシンカーとの組み合わせでリアクションを狙った釣りに使われていることが特徴です。
気になる方はパドチューのリアクション釣法、研究してみるのも面白いと思いますよ!
7位のミノーSですが、ジグヘッドでのリアクションなどに用いられ、ライトテキサスに使用することがメインのため、パドチューに近い部類のワームの一つですね。
そして4位以降は全て長年のロングセラーワームばかりですね。
信用度が高くみなさんが長く使用しているという理由もあるのかもしれません。
グラスミノーに関してはサイズ問わず、スイミング最強ワームですし独特の微波動が魚を呼ぶ万能型ルアーです。
フィールドで小魚が見えたらグラスミノー使用考えてみてください。
また、スイミングパターンはサイズが大きいので上位の方はサイズ狙いで使用しているケースが多いように感じます。
僕も愛用しているグラスミノーですが、何の魚でもよく釣れます。
素晴らしいワームだと思います。
そして、堂々の第1位、2位のバグアンツ。
ロックフィッシュといえば甲殻類なくして語れません。
カニやエビは主食になることがほとんどですので、このワームは外せません。
若干の飛距離は落ちますが、シンカーのウェイトによりアクションに質やリアクション具合を調整できるのも特徴ですし、食わせ、パワーゲーム、タフコンディションなど応用範囲の広さを端的に物語っているのではないでしょうか。
サイズは状況に合わせ、カラーやマテリアルも釣りたい魚やコンディションに合わせていくケースが多いのではないでしょうか。
大会常連の方でいつもほとんど同じカラーをローテーションしている人がいますが、自分の信用しているカラーをあえて使い続けているような気がします。
アイナメなどのロックフィッシュの歴史を作ってきたと言っても嘘ではないワームの一つですね。
甲殻類好きのロックフィッシュにとって最も活躍の場があり、持っていて損はない、安心できるワームです。
ちなみに僕はスイミングでもバグアンツ使います!笑
ウォーターメロンバグがお気に入り
そして、今回は僕のおすすめカラーであるウォーターメロンバグと言うカラーを中心に写真を撮りました。
横浜のイソメでしか釣れないと言われているアイナメを仕留めたのは、このカラーと三陸クリアレッドの二色だけでした。
実は、横浜のアイナメをルアーで狙うのは至難です!
当時、それ以外のカラーでは反応すらありませんでした。
また、東北でも大型のアイナメをスイミングでキャッチしたり、そして、プレッシャーのかかるエリアでも活躍したりと、このカラーはどの地域にもマッチするお気に入りのカラーです。
このカラーでなければ反応しにくいというシチュエーションも何度も体験しています。
カラーはローテーションさせて、魚を飽きさせないようにすることが一番大事ですが、勝負カラーというのは持っておきたいものです。
まとめ
いかがでしたか?
この記事を見ている人はロックフィッシュが好きで辿りついた記事だと思いますが、トーナメンターの方が使っているワームを見て、なるほどと感じた人、自分との違いに気づいた人様々いると思います。
そして、これらのワームには共通点がいくつかあります。
一つは使い方に汎用性があることです。
今回は東北、北海道大会ということでアイナメ、ソイがメインターゲットになりますのでそこをターゲットにした時はこのワーム達から選べば間違いないと思います。
ルアーパワーもさることながら長年の歴史があることは大きな武器です。
自分だけの使い方を持っている人がたくさんいますので本当にルアーというのは奥深いと毎回感心してしまいます。
エコギアワームで良い釣りを!
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