源流イズム(アングラー教養)

『海釣りするなら知ってほしい!』釣果アップに繋がるプランクトンの話

いきなり、余談ですが、私大学の頃、プランクトンを培養していました。

 

トップの写真は培養していた写真です!笑

まぁ、本題へいきましょう!笑

 

プランクトンは生態系のどのカテゴリーに入るのか

 

海に生息している生物は、生態の違いから三つのカテゴリーにわかれています。

 

ネクトン(遊泳生物)

ベントス(底生生物)

プランクトン(浮遊生物)

 

このプランクトンは、流れに逆らって泳がない生物とされています。

※動物プランクトンなどは、多少動けますが、ほぼ遊泳力がないイメージです。

 

プランクトンには、ウィルス、細菌、植物プランクトン、動物プランクトン、クラゲ類、魚類のマンボウまでもが含まれます。

 

釣り人が知るべきプランクトンの超基礎知識

 

のみならず、海洋生物の成長には、植物プランクトンが必要不可欠です。

 

海には、なくてはならない大事な存在なのです。

その植物プランクトンが増えるには、太陽の光とリン、そして窒素などの栄養塩と鉄分が必要です。

 

栄養塩はその比重から、海中に沈むため、水深が深い場所(海域)では、太陽の光が届く範囲に栄養塩がほとんど存在しないのです。

 

水深が浅く、陸地から栄養塩が配給されるエリアでこそ、植物プランクトンが大量発生します。

例えば、堤防近くに森から繋がっている川がある、海に注ぐ湧き水があるなどです。

そして、大きな食物連鎖のピラミッドを支えることにつながるのです。

 

だからこそ、僕が釣りをしてきた三陸などに存在するほとんどの好漁場は、陸地に近いんです!

その際に陸地を観察する際にも一工夫が必要です。

森を観察してみて、葉っぱが多い広葉樹なのか、針のようにトンがった葉っぱがない針葉樹なのかで栄養の多さが変わります。

実は広葉樹の多い森こそが海に川などを通じて栄養を届ける量が多いんです。

 

海ばかりに目を向けるのではなく、「一次生産者であるプランクトンがなぜ増えるのか?」という元を辿れば山や森にたどり着くんですよ!

 

そして、植物プランクトンが生まれ、動物プランクトンが植物プランクトンを捕食、動物プランクトンを小さな海洋生物、小魚が捕食と続いていくのです。

 

プランクトンが教えてくれる好ポイントの探し方

 

前述した通り、漁が有名な場所はこうしたプランクトンの生息に必要な条件も揃えているわけです。

 

そのため、初心者の方や新規開拓をしたいと言う方は、この漁場が近くにあるかどうかを目安に釣り場を探すと、とても良い釣り場を発見できます。

 

もちろん、昔から有名なポイントと言うのはどこの場所でも存在しますが、漁場という明確な目的地があれば、その周辺を探れば良い訳ですので、逐一釣り場情報や一時的な釣果情報に惑わされずに済みます。

 

この知識を利用して、まずは有名な漁場を見つけたら、まずは周辺の下見をして、釣りが出来そうか確認しましょう。

 

必要であれば、邪魔にならない程度で漁関係者に話を聞いてみるのが良いですよ。

しかし、下見の際に確認しておくべきは、釣り禁止だったり、漁の邪魔になりそうな場所です。

 

必ず、確認し釣り人は、漁の付近の釣り場を使わせて頂いている謙虚な気持ちを忘れてはいけないと思います。

また、漁業船の通り道に仕掛けを投げ入れ続けるなんて、もっての他です。

さらに、釣り禁止になりかねない迷惑行為、ゴミ捨て、違法駐車などの行為はやめましょう。

釣り禁止の場所が増えたり、地元の方々に煙たがられたり、自分たちの首を締めることになります。

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