鮎の友釣り初挑戦!やっぱり鮎釣りは世界に誇れる日本の文化だった!



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俺は釣りキチ三平だ〜♫

竿を握らしゃ日本一の腕と度胸で大物狙い♫

 

小さな頃、川の魚と言えば鮎でした。

なぜなら、実家で当時スカパーで再放送していた釣りキチ三平では鮎釣りのシーンがたくさん出てくるから。

三平が川の中でバシャバシャと騒いで突然岩の上で爆睡して、起きたと思ったら鮎をボコボコに釣り、大人たちを驚愕させる釣り方には当時子供ながら感動していました。

こんな知恵があるんだぁと。

 

でも、子供の頃家の近くには鮎が釣れる川なんてなかったし、周りの大人が誰1人鮎の釣り方を知らなかった・・

そんな環境だったため、テレビの向こうにある三平の世界は自分の世界とは無縁なのだと少し諦めていた少年時代を過ごしました。

それだけに今回の鮎釣りの体験は貴重なものであり、ある意味感動でもありました。

 

そして、何より鮎釣りは敷居が高いという印象もあり、なかなか周囲でやっている人が居なくやりたくてもできないという状況が続いていただけで、今回釣りの機会をくださった方には大変感謝しております。

 

鮎釣りは世界に誇れる日本の文化だ!

 

鮎釣りと言えば、様々な釣り方があります。

小型を狙う毛針釣り、流し釣り、餌釣り、転がし釣りなどなど。

でも、やはり王道は友釣り。

鮎の縄張りをもつ習性をフルに活用した釣り方です。(以下、友釣りを鮎釣りと表現します)

 

野生の鮎は強いナワバリの本能を持っています。

そのナワバリの本能を使い、掛け針に引っ掛ける釣りが鮎の友釣りです。

別の鮎がナワバリとなる岩に近づくと、体当たりをしたり攻撃をしてくる習性を利用して釣るのです。

 

実はこうした釣りは世界中探しても日本にしかありません。

世界にも鮎のような習性を持った魚はいますが、その習性を釣りに利用している国は日本しかないのです。

他の国はどちらかと言えば、フィッシュイーター狙い。

つまり、魚食性の強い魚をターゲットにした釣りが盛んですからね!

 

話は変わって、実際ルアーマンが使っているロッドの製法の原点はどこにあると思いますか?

実は鮎釣りの竿が数万円から数十万円するのは、それだけブランクスの製法と素材や技術にお金がかかっているから。

鮎釣りは9メートルもする竿を扱うわけですし、2匹の魚を引っ張る力や風、水の流れなどの抵抗にも耐えうる強いブランクスが必要なわけです。

つまり、鮎釣りの竿の技術は最高峰であり、世界一と言って良いでしょう。

その鮎釣りに使われている技術がルアーフィッシングをしている竿に受け継がれていると言われています。

 

毎年進化する鮎釣りの竿は技術の進化とも言えるし、鮎釣りの竿の進化は同時に釣り業界全体の竿の進化でもあるのです。

 

鮎釣りの1日

 

鮎釣りの1日をざっくり説明します!

まず、鮎釣りは事前に絶対に必要なものがあります。

それは鮎ダモ、鮎ベルト、鮎タビ、鮎タイツ、鮎ベスト、引き舟、おとり缶。

これらは友釣り専用の道具と言っても過言ではなく、それぞれしっかり役割があります。

 

鮎ベルトは友釣りならではのベルトで、引き舟や飲み物をぶら下げておいたり、鮎ダモを差して作業したりするのに使います。

同時に色々なことをしなくてはならない鮎釣りに欠かせないアイテムです。

 

鮎タビや鮎タイツも1日中川の中に浸かっていることの多い鮎の友釣りでは必須です。

海釣りなどで使うウェーダーでは危険です。

なぜなら、ウェーダーは空気が入っており、足をあげた時に川の早い流れに足元をすくわれることがあり、場所によっては転んでそのまま流されてしまう事故もあるそうです。

そのため、必ず水が浸透する鮎タイツとタビを用意してください。

 

そして、おとり鮎を活かしながら、川を移動する時に使う引き舟とおとり鮎を購入してから活かしておくためのブクブク付きのおとり缶が必要です。

最後に鮎ベスト。

普通の渓流用のものでも代用できますが、川の中で仕掛けを出したり、針を変えたりするのにこうしたベストがあると大変便利です。

 

鮎釣りの格好ですが、川の中に浸りながら移動しますし、夏の釣りです。

かなり汗が出ますし、水しぶきも上半身に浴びます。

そのため、すぐに乾くようなシャツの着用をオススメします。

 

さて、当日の流れ。

朝4時半に出発し、6時すぎにおとり屋に到着。

おとり屋の親父さんに色々な話を聞きながら、おとり鮎を購入します。

おとり鮎は親父さんが10匹くらいバケツに出してくれるので、その中から生きの良いおとりを選びます。

この時、おとり鮎と1日分の入漁券の購入をしておきましょう。

おとり鮎は1匹600円。

初心者である僕のことを考慮して、当日は5匹買ってもらいました。

入漁券は場所によっては年券などお得な購入方法がありますので、ホームページなどで調べましょう。

入漁券を回収する人が釣り場を回ってきますので、回収する人に券の半分を渡します。

 

そして、いざタックルの準備をしておとり鮎を付け、実釣という形となります。

 

今回の釣り場は静岡県から神奈川県に流れる酒匂川(さかわがわ)で釣りをしました。

 

釣り場でてんやわんやする

 

釣具屋時代は、鮎道具の扱いはほとんどありませんでしたが、釣りの教養として知識は持っていたつもりでした。

お客さんの中にも鮎とバスどちらもする人がいて、随分話も聞いていましたし、仕事の関係上、ある程度の知識は求められていたため、本で鮎釣りを知った気になっていました。

でも、実際に釣りをしてみると随分、偉そうなことを言っていたなぁと反省しています。笑

 

実際に釣りをしてみるのと、その釣りを語るのでは雲泥の差があります。

それを改めて感じ、もっと多くの釣りに対して謙虚にならなくてはならないと感じた日でもありました。

 

まず、鮎に鼻かんと呼ばれるものを鮎の鼻腔に刺すのですが、中々この作業が難しい・・・

鮎に遠慮して優しく刺すと刺さらないし、強く刺すのも気がひける・・・

絶妙な力加減で鮎に刺さなくてはいけません。

最終的に付けられるようになりましたが、最初は付けてもらいました。笑

 

そして、その後のおとり鮎に関するあらゆる動作がこれまた難しいのです。

川の中で全ての作業を行うわけです。

 

今回は8.5メートルの竿を使いました。

その長い竿を肩にかけ、手に持ちながら、タモを水中に浸しておとり鮎が弱らないようにしながら、かつ両手がフリーになるようにして全ての作業を行います。

今回一番苦戦したのがこのおとり鮎を弱らせないように水中に浸したタモ網の中で作業することでした。

 

しゃがみつつ作業するのですが、竿を肩に乗せ、両手をフリーにして姿勢をキープした状態で川の流れに耐えながら作業しないといけないので、意識しなくてはいけないことがありすぎて大変でした!笑

 

また、鮎釣り師のうまい人なんかは、取り込みの時に竿のタメを使って鮎ダモにヒョイっと釣れた鮎を入れる人がほとんどですが、そんなカッコ良い取り込み方なんて夢のまた夢。

基本的な取り込みすら出来ていないので、何度か普通の取り込みを練習しなくてはいけません!泣

 

全てに共通した釣りの基本

 

鮎釣りをして感じたこと、それは釣りの基本的なことはどの釣りでも共通しているんだなぁということ。

例えば、静かに歩いて静かにアプローチするなんてことは基本的なことだけでも、ルアーや渓流のみに限らず、鮎釣りでも一緒。

そういう風にも教わりましたし、上手な人はおとり鮎を入れる舟の動きにも気を配って水中に余計な音を出さないようにしている感じがしました。

 

また、竿さばきでさえも構えている角度や竿の長さにおけるアプローチの適正範囲など、鮎釣り以外でも応用がきく基本を改めて再確認しました。

竿が長く扱いが難しいだけに、より神経を使って竿を扱わなくてはならないことは確実に釣り人の竿さばきや基本的なことを身につけさせてくれると感じました。

 

そう言えば、以前バスプロのガイドに乗った時に「バスプロの中で竿さばきを身につけるために夏は鮎釣りに出かけるプロがいる」という話を聞いたことがありました。

今回鮎釣りをしてみて、こんな長い竿を使って生きた鮎をコントロールするのだから、この竿さばきがルアーフィッシングに活きないわけがないと感じました。

 

鮎釣りの竿さばきは繊細で9メートルを扱い、ルアーマンの竿さばきは、まだまだ雑なレベルなんだと思い知らされました。

数センチの竿の動きで生きた鮎が動くか動かないかを決める動作もあり、シンプルな釣りだけに奥行きや深さも尋常じゃないと思いますね。

 

大きな壁を感じる釣行

 

なんだか、偉そうなことを書きましたが僕自身生きた鮎をほとんどコントロールできませんでした。笑

いや、本当に難しい・・・笑

 

鮎の友釣りは1日である程度はできるだろうと思っていましたが、しっかりおとり鮎が行って欲しいポイントに鮎をコントロールするまでには数年はかかりそうな予感がしています。

それに教えてくださった方にも「数年はかかる」と言われました。

また、長い竿を一定の角度で持ち続け、おとり鮎のわずかな動きに合わせて糸のスラッグをコントロールするその動きはルアーフィッシングのスラッグの取り方にも共通していますが、生きた鮎が出す微妙な動きに対して長い竿で糸をコントロールしなくてはならない部分を考慮すれば、ルアーに比べて遥かに高い壁を感じました。

このスラッグの取り方を淡水の世界では「ゼロテンション」と言われていました。

 

何せ、生きている魚をコントロールし、嫌がらせずに元気によく泳いでもらわないといけないんですから。

張りすぎると鮎が暴れたり、浮いてしまって変な泳ぎ方をしたり、全然自然に泳がない。

反対に緩めすぎるとコントロールがしにくいし、針が緩みおとり鮎が海老状態になったり、掛け針が根掛かりしたりとロクなことになりません。

本当に最初は難しかったです。

 

極めればかなり繊細な釣りなんでしょうね!

 

最後に

 

「鮎の友釣り初挑戦!やっぱり鮎釣りは世界に誇れる日本の文化だった!」なんてタイトルを付けていますが・・・・

 

「そろそろお前の釣果教えろ!」って言われそうなので答えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

1匹です。

 

 

 

もう一度言いますね。

 

 

 

 

1匹です。

 

 

最後までご覧くださりありがとうございました!

ただ、減水が15センチ以上で他の人も釣れてなかったようです。

おとり屋の親父も午後に参戦していましたが釣れていませんでした。

厳しいタイミングに当たったようです。

でも、必ずリベンジします!笑

 

塩焼き美味しかったです。

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