超大型になれば、生きた餌を好まない??
写真はカンナギというマハタの老成魚
水族館ではペアで泳いでました。
今回は昔の記事に追記事項を加えたものを再度アップしたいと思います。
ネット上にはアップされていない底物師から直接聞いた、超大型の根魚を獲るために必要な知識です。
ハタ類全体をサイズ別に大雑把な食性で捉えるならば・・・・
○15センチから30センチ
小さな甲殻類メインに捕食
○30センチ前後
甲殻類、小魚
○30センチから40センチ
小魚、甲殻類
○40センチから60センチ
小魚、青物中心
○60センチから100センチ
イワシなどの青物中心、イカやタコなどの軟体動物
○100センチ以上の大型
死んだ小魚や弱っている生き物全般
※具体的にするためにサイズを記載していますが、大まかな内容であり、当然魚種によってサイズは変化してきます。
地域によって全く違っていたり、オオモンハタのように小魚大好きでずっと小魚追っている種類もあります。
また、この理論には餌釣り師やいわゆる船での底物師の話から聞いた内容も含まれています。
※ちなみに釣具屋時代に聞いた話で、毎週行かれるようなベテランの釣り師の方からの情報です。
特に超大型のハタになると名前まで変わってしまうのですが、ほとんど生きた生き物を食べなくなる傾向が強いようです。
これには非常に驚きました。
つまり、落ちてくる死にかけた弱った魚、もしくは死んだ獲物をジッと待っている生き方をしているわけです。
だからこそエネルギーを消耗せず、長生きでき、大型になるのかもしれません。
以前、友人が釣った大型のアカハタ(45センチ)のお腹の中から出てきた餌は実は黒いナマコのようなものだったそうです。
超大型になれば、もしかしたらあまり動かなくなる獲物も見つけて捕食しているのかもしれませんね。
信じがたい事実です・・・
スローピッチジャークは弱った魚を演出する
ちなみのスローピッチジャークなどのジグでの大型の釣果はほとんどリアクション(条件反射)で釣れてくると言われています。
釣り仲間にスローピッチジャークをよくする方がいるのですが、その方曰く「スローピッチジャークは弱って死にかけた魚を演出する方法」と言っていました。
やはり、ここでも「デッドベイトに近い弱った魚」というキーワードが出てきます。
大型を狙う上で、ナブラが立っている時こそ、その下に待ち構えているロックフィッシュを狙い打つために派手なアクションではなく、弱った魚を演出することが大事なことなのかもしれません。
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