今回はメバルゲームを北東北地方の堤防で行ってきました。
基本的に春告魚(メバル)と書くだけあって、この魚が爆釣し出すと春がきたと感じられるものです。
ただし、この時期の北東北は必ずやませ(やませ=偏東風)が吹きます。
はっきり言ってかなり寒く、海も大荒れ・・・釣りどころではなくなります。
そのため、メバルの釣行は風次第ということも多いでしょう。
地元の釣具屋さんに話をきくと、メバルの釣果は上々との様子。
地元の大学生は一晩で3桁釣ってきていたとのこと。
明るいうちに下見をしましたが・・・・
暴風・・・笑
やはり・・・・・笑
とりあえず、釣りにならないことを考慮して風裏を探しに移動を繰り返しました。
上の写真のように高波が堤防に振りかぶっている状況の場合、最悪波にさらわれる危険性もあるため、強風時は注意が必要です。
どのエリアでも、風が強くPEラインでは釣りにならないと感じたため、急遽フロロタックルに切り替えます。
移動し、風裏のエリア(堤防)を発見!
堤防の下見を繰り返します。
また、久しぶりのメバルゲームのためプラグやワームの動きを確認しておきました。
ナイトゲームの場合、暗闇で全く見えないことが多いため事前にルアーの動きを確認することは大事です。
何をしているかわからない状態で釣りをすると、次に釣りをした時に再現性がなく同じパターンを構築できない可能性があります。
特にプラグの動きは念密にチェックし、リトリーブスピードや沈下速度はよくみておきましょう。
明るい時間帯にルアーの動きを軽くチェックし、そのまま夜まで待機。
夜に海面を懐中電灯で照らしている人がいますが、メバルが警戒してしまうためおすすめしません。
暗闇になり、真っ暗の中釣りを開始すると突然明るい光が!
この堤防は防犯のためか、夜出船のためか、夜になるとライトを点灯するようです。
堤防が明るくて非常に釣りやすい!
気温も低く風もあり、釣りがしにくいため、若干重めの3グラムのジグヘッドリグからスタート。
堤防を一周するも、表層からボトムまでのジグヘッドの一定巻きでは反応せず。
あれれ?という感じで釣りして粘るもあまり良い反応は得られず。
ボトムでのパターンを考慮し、ボトムを探るもノー感じ・・・・
海を観察していると、水面が若干光っている感じがして観察していると光が当たるポイントでライズらしきものを発見。
もしや?と思い、プラグでの釣りに変更。
小型のシンキングペンシルでライトが当たる周辺をただ巻き。
表層付近でバイトがあるも、ノラず。
まともな反応があり、プラグのサイズを落として巻くと、小さなメバル。
ライトアップされている海面付近に集まって来たメバルの群がいると判断し、トッププラグも試すことに・・・
キャストして、水面に放置し波に漂わせていると「ポコっ」という激しいバイト。
メバルが水面に飛び出してのバイト!
寒いのに、楽しい!
よく見渡すと水面にライズするメバル達。
これは完全にトッププラグが効くと確信し、ライズ周辺めがけてキープキャスト。
またまたメバルの激しいバイト!
結構エキサイティングな釣りでした。
寒いのにメバルは本当に元気ですね。
結果的に20匹ほどトッププラグで釣り、納竿としました。
堤防を照らす光がダイレクトに当たっているポイントでは全くアタリがなく、明暗部分から暗い沖側にかけてのみにバイトが集中しました。
アクションとしては、「ほっといて流す」でも釣れましたが「プラグを軽く潜らせ、漂わせる(ストップアンドゴー)」が最も激しいバイトを引き出してくれました。
キモはプラグを漂わせる時にしても、プラグを巻いてくる時にしてもフロロカーボンラインの重さを利用して常にラインを弛ませておくことが大事です。
ラインを張ってしまうとプラグが潮の流れに逆らい簡単に見切られてしまいます。
仮に光(ライト)がなく暗闇でラインの弛みやトッププラグが見えない状況でも、フロロカーボンを使うことでアタリがわかります。
PEラインの場合、テンションをかけていないとアタリが伝わらないのですがフロロの場合は弛んでいてもアタリがわかりやすいです。
フロロの場合、張らず緩めずのテンションでトッププラグを使うと良いでしょう。
今回は、光(ライト)に集まり表層にいるプランクトンを追っているクロメバルのパターンでした。
こうしたパターンの場合、プラグだからこそのメソッドになり、場合によってはジグヘッドの釣りを遥かに凌駕する釣果を出します。
普段はジグヘッドで釣ることが圧倒的に多いのですが、プラグの強さを改めて知ったと共にルアーの奥深さを感じた日でありました。
メバルのサイズこそ、小さいですがプラグでのパターンにはめると本当に気持ちが良いものですね。
二重の意味でライトゲームでした!(light)
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