ロックフィッシュ

『強く動かすのがキモ』なぜ、エコギア・バグアンツはロックフィッシュに効くのか?

バグアンツがロックフィッシュに効く理由

 

エコギアから出ているバグアンツは、すでに定番中の定番として、世に知らしめているワームです。

発売は2インチ、3インチ、4インチが出ており、30センチ以下の魚から大型の魚まで幅広く狙えます。

よく釣れるには理由があり、10年以上使い続けた僕が重要な基本をお伝えしたいと思います。

 

バグアンツは、基本的に扁平的なボディと付属する足などが細やかにアピールすることでどんな場面でも魚にアピールしてくれます。

この性能は基本的にホッグ系のワームであればどんなワームにも備えてある機能ですね。

 

それに加えて、実は他社ワームと異なる点がパドル部分の波動です。

僕はこのパドルの波動で寄せてカラーで食わせるようなイメージで使っています。

水中では、このハの字に開いたパドル部分が、視覚的にも波動的にも魚に強くアピールします。

アクションとしてボトムバンピングやリフトアンドフォールで、パドルが開き、視覚的には甲殻類を思わせ、力強くパドルから出る波動に魚がリアクション的に反応してしまいます。

このアクションを出す時にコツがあって、動かし方の距離に限らずに強めのリフト(エビが飛び跳ねるイメージ)でワームを動かすのがコツです。

この動かし方を知らないと「バグアンツの本領は出せない」と言っても良いくらい重要なことです。

※エコギアはワームのアクション方法についての解説は出さないメーカーで、気がついた人、わかっている人がリピートで購入していることが多い気がします。

バグアンツで釣れたことがない・・・と悩んでいるアングラーには「強く動かしてみて!」とアドバイスすると大体理解してくれます。

 

それを踏まえてバグアンツ2インチと3インチの使い分けは、全体的なボリュームやフォールスピードと言った違いもありますが、基本的にはパドル部分のアクションを機能させられれば、パドルボリュームの違いによる波動の強さで使い分け出来ますよ。

2インチは小さいボディに対して強い波動を出すので、リアクション的に魚に口を使わせることが多く、追わせるというよりは魚の目の前に落とすイメージで使ってます。

※また、4インチは船釣り専用と思われていますが、実際は強めに動かすことでワーム本来の動きがでますよ。

3インチと同じ動かし方ではなくやや強めを意識してアクションさせてみてください。

 

例えば、数釣りに最適なOSPのドライブクローと比較してみましょう。

このワームは僕が使っていた中でもトップクラスに数釣りが出来るワームの1つでバスでもロックフィッシュでも活躍しています。

そんなドライブクローの1番の特長は先端の爪部分にあたるクローがフォール時、リフト時にパタパタとまるで生き物のようにアクションすること。

軽いウエイトでもアクションし、優しくロッドアクションさせてもワームがアクションする優れた性能です。

ワームの設計が良いのはもちろんですが、素材的に微量な水量でアクションしてくれます。

パタパタというクローが動くことによる視覚的要素が強いワームです。

 

対してバグアンツの場合、ドライブクローと違い、微量な水量や優しいアクションではパドルが動きにくいです。

かための素材とワーム形状によるものですが、これは反対にワームをアクションさせることが出来れば、強い波動が出る要因でもあります。

先ほども説明した通り、バグアンツのパドル部分をしっかりアクションさせた場合、力強い水押しで魚を遠くからリアクション的にバイトさせることに繋がっていると思っています。

ワームの形状や素材のかたさに応じて、水中での波動が異なる良い好例と言えますね。

 

※波動重視か視覚重視かはワームごとに違います。

僕は澄潮(すみじお)の時には視覚重視のワームを選択することが多いです。

 

エコギアワームでの例:波動重視→バグアンツ 視覚重視→キジハタホッグ、ロッククロー

キジハタホッグ

ロッククロー

 

バグアンツは、アクション的にエコギアのワームの中で「リングマックス」に近いものを感じますよ。

そして、バグアンツのもう1つの特長が、動きすぎずに数センチ刻みでアクションさせられるという点です。

先ほどの強く動かす話とはまるで逆の話になりますが、素材やワームの形的にゆっくり動かすとパドルはアピールしないんですね。

ここがバグアンツの面白いところでアピールしないことがアピールになるのです。

実際、ロックフィッシュを狙っているとかなりスローに誘いたい時に「ワームが動きすぎない」ということが重要になるタイミングがあります。

 

どういうことかというと、ロックフィッシュが大好きな甲殻類などは地味に生きています。

本当に地味で、餌となる甲殻類は岩の隙間などでじっとしていてあまり動かない生き物です。

そうした地味な生き物を見事に探し、食べているのがロックフィッシュという魚なのです。

バグアンツをゆっくり動かすことで各パーツが動きすぎず、でも細かく魚にアピールし、また激しく甲殻類が威嚇するような動きも出せ、リアクション的にも釣れるスーパー万能型のワームなのです。

僕は静と動の使い方が両立したすごいワームだと思います。

 

僕自身、何年も使い続けていますが、未だに全ての使い方は知りません。

せいぜい、数種類のアクションしか出せません。

別の使い方をしているアングラーがたくさんいますので、まだまだ奥行きのあるワームです。

例えば、一般的なホッグ系ワームにはあまりないツートンカラーがバグアンツには結構あります。

僕は自分なりに解釈しているつもりですが、なぜかわかりますか?

 

じっくりワームを使い込んでみても、このワームを作った田辺さん(ノリーズ代表)の意図した世界観にまだ辿りつけていない気がするのが本音です。

 

アクションはパワーワームシリーズのバグアンツとは違いますが、何かしらのアタリが欲しい時やかなり渋い時に使える熟成アクアシリーズのバグアンツも!

いずれにしても、ロックフィッシュの本能に訴えるようなワームであることは間違いありません。

バグアンツオススメのフックサイズ

 

2インチ:アクション重視なら2番、通常は1番

3インチ:アクション重視なら1番、通常は1/0番、船釣りの場合2/0番も使います

4インチ:通常は3/0番、船釣りの場合は4/0番です。

※僕のセレクトはワームに対してフックサイズが大きめですが、ロックフィッシュの場合大きめのフックが圧倒的にオススメです。

 

ロックフィッシュのカラーの選び方

 

バグアンツはカラーで釣果が変わりやすいワームの1つだと感じています。

本当、不思議な部分ですが、その時に釣れるカラーが存在するんですよね・・・・

 

そんな中でも個人的に釣果が安定しているカラーはあります。

かなりベタな話ですが、バグアンツはじめての色はアカハタ、キジハタ、アイナメ問わずクリアなレッドがおすすめです。

結構万能なカラーですよ!

 

僕が使用しているエコギア『バグアンツ』カラーの紹介

 

見方として、右側がカラー名、左側の番号がカラー番号になります。

ブラッディーレッドブラックフレーク069

 

三陸リアスレッド077

※迷ったらこのカラー!↑

ソフトシュリンプ385

 

ロッククラブ164

裏側

 

ボトムクローラー435

 

アボカドハーフフロート261

裏側

※ハーフフロート素材

 

パンプキンカモフラージュ383

 

北陸UVスモーク322

 

ウォーターメロンバグ408

この色もおすすめ!

シルキーオレンジイエロー411

裏側

※フロート素材

 

ホットオレンジフラッシュ384

 

ロックフィッシュインパクト084

 

パールグロウ(夜光)010

 

北陸クリアホロ323

歴史を感じる!?生き残ったカラー

 

パールグロウ(夜光)010

ブラッディーレッドブラックフレーク069

三陸リアスレッド077

ロックフィッシュインパクト084

 

こちらのカラーは番号が若いのにお気づきでしょうか。

現在、製造されているバグアンツで最も古くから発売されているカラーとなります。

もしかしたら、ものすごい実績があるのかもしれませんよ?

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