お問い合わせはこちらから

    「人生の中心に釣りがある美しさを知る映画」リバー・ランズ・スルー・イットの名言と感想 

    1. 生き物・魚の話
    2. 29 view
    この記事の所要時間: 52

    なぜか懐かしいメロディと共に美しい川とおぼつかない手でフライを結ぶ老人の手から始まるこのストーリー。

    その老人の人生を描いたのが映画「リバー・ランズ・スルー・イット」です。

    【あなたも見たくなるストーリー】

    1912年、モンタナ州ミズーラ。ブラックフット川のほとりに、牧師をしている父親のマクリーン(トム・スケリット)、母親(ブレンダ・ブレッシン)そして、10歳のノーマン、8歳のポールが雄大な自然に包まれ、幸せに暮らしていました。厳格な父親マクリーンは、兄弟にフライフィッシングを教えることで家族の絆を深めていました。

     

    成長した二人は、それぞれの道を歩み始めます。ノーマン(クレイグ・シェーファー)は、東部の大学へ進学、ポール(ブラッド・ピット)も地元の新聞社へ就職、家族はしだいに疎遠になっていきます。ひとたび帰郷すれば雄大な自然の中、フライフィッシングに興じ、絆を確かめることができた兄弟ですが、破天荒なポールと生真面目なノーマン。対照的な二人はそれぞれの人生を歩んでいき、やがて・・。

    引用:恋も仕事もあきらめない! がんばるアナタを照らす「映画の中の深イイ言葉!」

    フライフィッシングと兄弟や家族の愛を描いたヒューマンドラマで、若かりし頃のブラットピットが出演している作品でもあります。(1992年)

    この作品を検索すると名言などや感想などが出てきますが面白いのが、見る人それぞれで視点が違うということ。

     

    僕は釣り人なので、地元の魚が釣れる綺麗な川と共に生きた1人の老人の人生という風に感じましたが、他の方は少し違う印象を受けていました。

    ヒューマンドラマでありますので、それぞれ感じる部分は違いますし、意見も違って良いと思います。

    それだけ懐の深い作品なんですね。

    今、僕は20代でこの作品を通して感じることも、30代になれば全然違う感じ方をするかもしれない。

    そう感じながら、映画の中の名言を書き留めながらこの記事を書いています。

     

    メトロノームで教える父の釣り

     

    厳格な父親であるマクリーンは釣りの指導にも強いこだわりを持っていました。

    その中でも父の釣りが色強く反映されている言葉があります。

     

    父の言葉は決まっていた。

    「糸は四拍子のリズムで投げろ、それは1つの芸術だ」

     

    フライフィッシングは糸の重さを利用して軽量なフライを投げる釣りで、なんどもなんどもロッドを振る必要があります。

    その糸を振り込む基礎を教えたのが、父の釣り哲学なのです。

    兄のノーマンはその教えを忠実に守り、老人になっても4拍子のリズムでロッドを振り続けるのです。

    最後のシーンで、彼の父親に対する思い出は、彼の釣りの中にそっと隠されていたのだと気がついた時、僕は鳥肌がたちました。

     

    人生の節目、家族団欒の中にある釣り

     

    この映画の中で面白い点は、何かあったら兄弟が誰かを釣りに誘うという点です。

    釣り好きとしては、嬉しい展開になるのですが、そのタイミングこそが映画の中で表現したかった部分だと映画を見終わってから気がつきます。

    その釣りのタイミングは人生の帰路に立たされた時、迷いがある時、兄弟の絆を確かめ合う時、釣りの才能を見出した時、素晴らしい家族愛を感じる時、などなどあらゆる場面でロッドが振られているのです。

     

    つまり、ヒューマンドラマとして大事なシーンの前後にはいつも川があり、美しい自然があり、釣りがあったということ。

    限りない神秘と可能性に満ちていた

    ※美しい川のシーンを写しながら

     

    兄弟の中心に釣りがあった

     

    前半の彼ら兄弟は厳格な父の元、厳しい教育を受ける一方、いつも遊びの中に釣りがありました。

    兄弟は午後にはフリーの時間を与えられ、いつも釣りをして遊んでいたのです。

     

    ある日、弟が言います。

    「プロのフライフィッシャーマンになりたい」

    兄は「そんな職業はない」と言い返します。

     

    彼ら兄弟の絆を深め、その中心にあったのがモンタナ州ミズーラを流れる雄大な自然、ブラックフッド川。

    こうした雄大な自然の映像と共に兄弟の成長を観ているだけでも癒される作品となっています。

     

    人生という美しい川

     

    この歳で釣りもおぼつかない

    友達は止めるが一人で流れに糸を投げ入れる

    谷間にたそがれが忍び寄るとすべては消え

    あるのは私の魂と思い出だけ

    そして川のせせらぎと四拍子のリズム

    魚が川面をよぎる期待

    最後のシーン手前で老人になった兄のノーマンが語る言葉です。

     

    「川と人生の表現がとても美しい」と感じました。

     

    4拍子のリズムは父から学んだ芸術であり、川のせせらぎも大自然の芸術です。

    その場にあるのは魂と思い出だけという人生の儚さを見事に表現しています。

     

    太古から続いてきた雄大な川とその時にしか存在しない儚い人生を神秘的な川という映像と老人の絵を通じて伝える点は見事としか言いようがありません。

     

    でも、若い頃の彼は弟が大型の魚を釣った時にすでに気がついていたんです。

    人の世は芸術ではなく、永遠の命を持たぬ事を

    ※弟のポール(ブラットピット)が釣った時の兄の心の言葉。(老人)

     

    岩が雨に濡れ、川ができ、太古の昔から続いてきた芸術のような川。

    それと対比するように人生とは永遠ではなく思い出だけが残る儚さ。

     

    久しぶりに美しいという表現がぴったりの映画と出会いました。

    以上!釣り好きのあなたに送る映画紹介でした。

     

    釣りに行けない日にでも観てくださいね。

    僕はゲオでレンタルしたので、有名なレンタルショップで借りられると思いますよ。

    関連記事

    コメント

    1. この記事へのコメントはありません。

    1. この記事へのトラックバックはありません。